ミュージシャンのブーツィー・コリンズ(Bootsy Collins)は1951年10月26日生まれ。アメリカ合衆国・オハイオ州出身。本名はウィリアム コリンズ。スヌープ・ドッグの叔父。
音楽活動をしていた兄の影響を受けて、子供の頃からギターやベースを演奏していた。67年にセッションバンド「ペイスメイカーズ」を結成。70年にはジェームス・ブラウン(James Brown)のバックバンドがストライキを起こすと、その代役として呼ばれてステージに立つ。以降、彼らは「JB’s」と呼ばれ、ブラウンのバックを務めることになった。
71年にJB’sを脱退したブーツィーは、翌年にジョージ・クリントンがリーダーを務めるファンクバンド「ファンカデリック」に加入。74年にはクリントン率いるもう一つのバンド「パーラメント」に参加している。コリンズの代名詞と言われるオートワウベースを使い始めたのはこの頃からで、スラップ奏法を駆使した独自のサウンドを確立していった。
一方で、76年には「ブーツィーズ・ラバー・バンド」を結成し、ファーストアルバム『STRECHIN' OUT IN』を発表。すると、ド派手な衣装とステージパフォーマンスが人気を集め、この時に用いた星型のサングラスとベースは、後に彼のトレードマークとなる。78年にはサードアルバム『BOOTSY? PLAYER OF THE YEAR』からシングルカットされた『BOOTZILLA』が、ビルボードR&Bチャートで1位を記録した。
80年代に入ると作品はソロ名義での発表が中心となり、一方でセッションミュージシャンとしての活動も多くなった。また、97年には「ファンカデリック」「パーラメント」のメンバーとしてロックの殿堂入りを果たしている。