「クロエ(Chloe)」は9月29日、15SSコレクションを発表した。テーマはモダンフォークロア。クリエーティブディレクターのクレア・ワイト・ケラーはアクティブかつボーイッシュな女性像を描いた。
白のレースドレスからスタート。よく見ると孔雀が胸元で向かい合っている。胸の開きのカッティングバリエーションも今季の特徴。デニムのセットアップやインディゴで染めたスウェット地のポンチョやイージーパンツはルーズでボーイッシュな雰囲気。厚めの紡毛生地のジャケットは大きなラペルが珍しい。同素材で作られたノースリーブワンピースはワイドな襟が70年代の雰囲気だ。
一方ギャザーを存分に寄せ、ふんだんに布を用いたシルクシフォンのドレスシリーズやポンチョはフェミニンに優美に揺れる。スエードのブルゾン、フォークロアな白と茶のジャカードドレスと相まってヒッピーテイストを醸す。
カラーパレットは白、ピンク、ベージュ、ミントなどパウダーカラーにマスタードや茶を差し色に用いて引き締めた。足下の編み上げサンダルがスタイリングにスパイスを利かせている。