ミュージシャンの清春は1968年10月30日生まれ。岐阜県多治見市出身。本名は森清治。
3人兄弟の長男として生まれ、県立多治見工業高校に進学。在学中に音楽活動をスタートさせる。91年に結成したロックバンド「黒夢」でボーカルを担当し、94年にメジャーデビューを果たした。95年にはサードアルバム『feminism』を発表し、オリコンチャートの初登場で1位を記録している。
99年に黒夢が活動を休止すると、自らレーベル「FULLFACE」を結成。ソロ活動を行う傍らで、ロックバンド「SADS」にボーカルとして参加。バンドのセカンドアルバム『BABYLON』はオリコン初登場1位を記録した。しかし、03年にはメンバーの脱退などもあり、SADSの活動は休止状態に。04年にファーストシングル『EMILY』を発売すると、以降はソロミュージシャンとしての活動が中心となっていく。
09年には一夜限りの黒夢復活ライブを開催し、ついにバンドの正式な解散を告知することになる。しかし、10年には黒夢、およびSADSの活動再開を発表。11年には黒夢からニューシングル『ミザリー』を発表し、14年に最後のロングツアーと公言する「BEFORE THE NEXT SLEEP」を開催した。一方、SADSでも10年にアルバム『THE 7 DEADLY SINS』を発売している。
また、黒夢時代にクロムハーツとラバーソールをトレードマークとしていた清春は、渋谷パンクのファッションリーダーとしてカリスマ的な人気を集めていた。自身でもブランドをプロデュースしており、「ムーンエイジデビルメント(Moonage Devilment)」ではディレクターを担当。他にも、「チャームカルト(CHARMCULT)」や「Jubilee&Mayhem」といったブランドを率いていた時期もある。「ジャスティン デイビス(Justin Davis)」のシルバーアクセを愛用していることでも知られており、02年にはコラボによるシルバーアクセサリーを発表。以降も両者のコラボレーションは繰り返し行われ、様々なアクセサリーを世に送り出している。13年にはデビュー20周年を記念して、清春の初詩集「マルディ・グラ(MARDI GRAS)」とDVD、ネックレス、香水を含む豪華ボックスセット「ザ ポエティカル ワークス オブ キヨハル リミテッド エディション(THE POETICAL WORKS OF KIYOHARU LIMITED EDITION)」を発売している。