『へうげもの』展が日本橋三越で開催。古田織部DNAの作品群をとくとご覧あれ!

2014.10.27

「へうげもの 古田織部400年忌 その方も乙よのう」が日本橋三越本店館5階スペース#5で開催される。10月29日から11月11日まで。

同展において「激陶者集団・へうげ十作」を始めとする作品を披露してくれる作家は20名。1点ものの作品も出品されるため、同原作ファンも陶芸ファンも早めに足を運ぶのがおすすめだ。

「増上寺現代コレクション」グランプリ作品シリーズである「壺中天アリ」(作:かのうたかお/4万円)、流麗なフォルムの「単 お化けの役割」(作:田村一/2万5,000円)、メタリックな質感の「茶入」(作:金理有/3万円)など、ユニークな作品も多数並ぶので、陶器に一家言ある人からアート好きまで楽しめる。

また、このようなラインアップにしたことで、「最上級の“甲”もいいけど、格付けにおいてはその下ながら、なんともいえない味わいのある“乙”もいいじゃない」という織部の思想に触れることができるのもポイント。おかしみのあるデザインによって、心がほっと和んでいく時間を堪能してほしい。

11月7日には同店会場にて、横浜で茶の湯「SHUHALLY(守破離/しゅはり)」を主催する現代へうげ茶人・松村宗亮によるうす茶のふるまいが行われる。サービスを受けることができるのは、10月29日から11月7日までの間に、同展で税込み1万800円以上の購入者、先着20名。原作漫画の世界観を現代に伝える茶人はこの人しかいない!と言われる数奇者による呈茶の機会をお見逃しなく。
松本玲子
  • 「利休像」(作:金子誠/15万円)
  • 山田芳裕『へうげもの』(講談社週刊「モーニング」連載)
  • 「水指し」(作:苫米地正樹/10万円)
  • 「高級つち大根」(作:山田浩之/4万5,000円)
  • 山田芳裕『へうげもの』(講談社週刊「モーニング」連載)
  • 「壺中天アリ」(作:かのうたかお/4万円)
  • 「二段重箱」(作:栢野紀文/2万2,000円)
  • 「琉球赤瓦屋根ふーじらー抹茶碗」(作:小孫哲太郎/2万6,000円」
  • 「単 お化けの役割」(作:田村一/2万5,000円)
  • 「豆向付」(作:安洞雅彦/3,000円)
  • 「茶入」(作:金理有/3万円)
  • 山田芳裕『へうげもの』(講談社週刊「モーニング」連載)
  • 山田芳裕『へうげもの』(講談社週刊「モーニング」連載)
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