「へうげもの 古田織部400年忌 その方も乙よのう」が日本橋三越本店本館5階スペース#5で開催される。10月29日から11月11日まで。
同展において「激陶者集団・へうげ十作」を始めとする作品を披露してくれる作家は20名。1点ものの作品も出品されるため、同原作ファンも陶芸ファンも早めに足を運ぶのがおすすめだ。
「増上寺現代コレクション」グランプリ作品シリーズである「壺中天アリ」(作:かのうたかお/4万円)、流麗なフォルムの「単 お化けの役割」(作:田村一/2万5,000円)、メタリックな質感の「茶入」(作:金理有/3万円)など、ユニークな作品も多数並ぶので、陶器に一家言ある人からアート好きまで楽しめる。
また、このようなラインアップにしたことで、「最上級の“甲”もいいけど、格付けにおいてはその下ながら、なんともいえない味わいのある“乙”もいいじゃない」という織部の思想に触れることができるのもポイント。おかしみのあるデザインによって、心がほっと和んでいく時間を堪能してほしい。
11月7日には同店会場にて、横浜で茶の湯「SHUHALLY(守破離/しゅはり)」を主催する現代へうげ茶人・松村宗亮によるうす茶のふるまいが行われる。サービスを受けることができるのは、10月29日から11月7日までの間に、同展で税込み1万800円以上の購入者、先着20名。原作漫画の世界観を現代に伝える茶人はこの人しかいない!と言われる数奇者による呈茶の機会をお見逃しなく。