日本橋三越本店は10月22日から11月4日まで三越創業祭を開催する。三越のシンボル・ライオン像が設置されてから100年を迎える同店では、会期中、ライオンにちなんだ商品の販売やイベントを開催する。
会期初日には同店本館1階中央ホールにおいて、三越ライオン像100歳を祝うバースデーセレモニーが行われ、会場には約1.5mのバースデーケーキが登場する予定。
ライオン100歳を祝う記念童話も出版される。『魔女の宅急便』で知られる絵本・童話作家の角野栄子が『ヨコちゃんとライオン』(1,280円)を上梓。同氏が作り出すファンタジーの世界に、人気イラストレーターの網中いづるがイラストを添えた。買い物に来た女の子ヨコちゃんとライオンとの間に描かれる、切ないけれど心温まるストーリーだ。会期中角野と網中による同本のサイン即売会(10月22日13時半から)や、角野と幅允孝による朗読会&サイン即売会(10月23・24日/各日13時半から)が実施される。
また、「世界で一つだけのライオンバッグ作り」(10月22日から10月28日まで/各日11時、14時、15時半から/参加費1,500円)は、同店本館1階スペース#1で実施される。これはトートバッグブランドの「ルートート(ROOTOTE)」のバッグをキャンバスに、ペンやリボンで自由にライオンを表現、オリジナルのバッグ作りを体験できるイベント。
6階宝石サロンでは、ゴールドで製作された有翼の獅子「K24羽根付ライオン」(320万円)を販売する。風格ある佇まいは美術品としても魅力あふれる逸品だ。同じく6階の美術工芸サロンからは、若手陶芸家の長瀬渉がライオンの陶ブローチ兼帯留め(9,261円)を5種類用意、ガチャガチャで販売するという。
また、同店では食品フロアが誕生して今年で100年という節目の年でもあり、ライオンをモチーフとした和洋菓子もこれを記念して販売される。「彩果の宝石」の洋菓子獅子缶(1,500円)はライオン像をかたどった、マスカット味のジューシーなゼリーと人気のフルーツゼリーの詰め合わせだ。「文明堂 日本橋」のスマイルライオンカステラ(1,000円)は、愛らしいスマイルライオンが描かれ、子供から大人まで楽しめるという。
再開発が進み、日々進化をとげる日本橋。日本橋三越に居を構えるライオン像もそのめまぐるしい100年の変化を楽しんでいるに違いない。