10月15日から28日まで、伊勢丹新宿店本館6階「マタニティ・新生児」エリアで、日本の伝統技術や文化をとりいれたベビーアイテム各種が紹介される。
出産祝いとして贈れるものをお探しなら、伊勢丹とシォンシォンガーゼ(SION SION Gauze)の共同取り組みで作った「ギフトセット」(2万3,000円)がおすすめ。セット内容は「まっすぐに育ってほしい」との意味を込めて、麻の葉の縁起柄を刺し子であしらったドレスとスタイ、そしてお手玉が三つ。
お手玉のうち一つはうさぎのデザインで、大きく飛躍してほしいとの想いを込めた。残り二つには、縁起物である梅が施されている。また、それぞれの中身の詰めものにはガラガラと音の鳴るものが使用されており、初めてのボール遊びにも活用してもらうのも狙い。
加えて、ラッピングも日本らしさにこだわった。熨斗の上に、折り紙の原型といわれる「折形」で作られた矢羽根を乗せることで、見た目の美しさも表現しながら、「邪気を祓う力をもつ矢によって、穢れから身を守って」とのメッセージも添えられる。
新生児を卒業したお子さん向けに、そろばんの用意もある。兵庫県小野市の、400年を超える歴史を持つ「播州そろばん」を、子供用にアレンジした商品だ。大きめの玉を使用した「子どもそろばん」(2,800円)は、握りやすさにもこだわった逸品。規則正しく並んだ玉に触れることで、数への興味が芽生えるだけでなく、論理的思考も養えるのが特徴だ。また、カラフルな色味の美しさも魅力の「100玉カラーそろばん」(2,600円)は、本格的な計算もできるため、子供の暗算力が磨かれることも期待できる。
「今は、計算は電卓やコンピューターを使用する時代だが、昔は、そろばん教室はどこにでもあったもの。子供の頃から、伝統ある播州そろばんに親しむことで伝統の良さを理解するだけでなく、集中力の強化などの副次的効果も実感してほしい」と伊勢丹担当バイヤーはコメントする。
また会場では、神奈川県湘南生まれのベビー用品ブランド「サンアンドビーチ(sun&beach)」からは、伊勢丹新宿店限定のベビーキャリアモデルが登場。ベビーキャリアの側面には、布作家hikiによる“こぎん刺し(青森県津軽地方に伝わる刺し子技法の一つ)”の鱗デザインも見られるユニークな仕様。
会期中、会場にはその他にも子供の豊かな心を育むのに役立つアイテムが数々並ぶ。