東京国立近代美術館フィルムセンターにて、「MoMA ニューヨーク近代美術館 映画コレクション」が東京国際映画祭およびコミュニティシネマセンターの共催で10月24日より開催される。
MoMAの通称で知られる「ニューヨーク近代美術館」。その映画部門は1935年に誕生し、80年間にわたり膨大なコレクションと野心的な上映プログラムで世界のフィルムアーカイブ活動を牽引してきた。
同コレクションでは、映画草創期の1905年に撮られた『ニューヨークの地下鉄』をはじめとして、D. W. グリフィスやマック・セネットの短篇、ウォルト・ディズニー自身がつくった貴重なアニメーションや、1950年代のハリウッド黄金時代を彩る作品群、若き日のマーティン・スコセッシ監督が自身の両親を撮った貴重なドキュメンタリーなど、23本の多彩な作品を上映当時のヴィンテージ・プリントで見ることができる(『ディケイシャ』のみDCP上映)。
【イベント情報】
MoMA ニューヨーク近代美術館映画コレクション
会場:東京国立近代美術館フィルムセンター 大ホール
住所:東京都中央区京橋 3-7-6
会期:10月24日から11月9日
休館日:月曜日
【上映作品】
『香も高きケンタッキー』1925年、監督│ジョン・フォード
『譽れの一番乗』1926年、監督│ジョン・フォード
『雲晴れて愛は輝く』1927年、監督│ハワード・ホークス
『タイタニック』1927年、監督│アラン・ドワン
『ビッグ・トレイル』1930年、監督│ラオール・ウォルシュ
『邂逅(めぐりあい)』1939年、監督│レオ・マッケリー
『真昼の暴動』1947年、監督│ジュールス・ダッシン
『暗黒の恐怖』1950年、監督│エリア・カザン
『バンド・ワゴン』1953年、監督│ヴィンセント・ミネリ
『有名になる方法教えます』1954年、監督│ジョージ・キューカー
『悲しみよこんにちは』1958年、監督│オットー・プレミンジャー
<アンディ・ウォーホル プログラム>
『スクリーンテストーアンディ・ウォーホルの最も美しい女性たち(4人版)』1964年、監督│アンディ・ウォーホル
『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ』1966年、監督│アンディ・ウォーホル
『スウィート・スウィートバック』1971年、監督│(スウィートバック)│メルヴィン・ヴァン・ピーブルズ
『ガンジャ&ヘス』1973年、監督│ビル・ガン
『イタリアン・アメリカン』1974年、監督│マーティン・スコセッシ
『ディケイシャ』2002年、監督│ビル・モリソン
<短篇>
『ニューヨークの地下鉄』1905年、監督│G・W・ビッツァー
『ローンデイルの通信手』1911年、監督│D・W・グリフィス
『友人』1912年、監督│D・W・グリフィス
『ツーリスト』1912年、監督│マック・セネット
『ニューマン劇場のお笑い漫画』1920年、監督│ウォルト・ディズニー
『フラッシング・メドウズ』1965年、監督│ジョゼフ・コーネル、ラリー・ジョーダン