Mame Kurogouchi、10周年を記念した展覧会を長野県信濃美術館で開催。本展に合わせて作品集も刊行

開催日:2021.06.19-08.15
2021.02.22
マメ クロゴウチMame Kurogouchi)の10周年を記念し、美術館では初となる同ブランド単独での展覧会「10 Mame Kurogouch(テンマメクロゴウチ)」が、長野県信濃美術館にて、6月19日より開催される。


「10 Mame Kurogouchi」では、マメ クロゴウチデザイナー黒河内真衣子の私小説的とも言える、クリエイションの背後に複雑にレイヤーされた諸要素を視覚化し、10年間に及ぶ創作の路を紹介。これまでに発表されたコレクションに共通するいくつかのキーワードが、デザイナー自身のダイアリー、着想源となった品々や写真、テキスト、オリジナルのテキスタイル、コレクションのアーカイブなどを用いて多面的に可視化され、ブランドの思想の根底に触れるかのような空間を作り出す。

さらに、展覧会に合わせて作品集も刊行。内容は、テキストと写真がメインとなっており、“読む展覧会”として、展覧会の展示内容と作品集が相互補完するようにデザインされるという。

黒河内自身の最も初源的なルーツであるこの長野の地そのものを案内役に、10周年を迎えたブランドの、これまで発表される事のなかったクリエイションの源泉を、静かにじっくりと感じて。

また、同展の会場となる長野県立美術館(旧信濃美術館)館は、4月10日にリニューアルオープンする。なお、このタイミングで新しくなる長野県立美術館 本館および東山魁夷館、両館スタッフのユニフォームは、黒河内が手がけており、そのデザインも公開された。

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マメ クロゴウチデザイナー・黒河内真衣子が手がけた、長野県立美術館の新たなスタッフユニフォーム
新たに制作されたユニフォームは、“建築を取り囲む雄大な自然と、この地を愛した東山魁夷が描いた深いブルー”といった、本美術館のロケーションそのものがインスピレーションとなっている。ブランドらしいシャープなアールカッティングが施されたドレスに加え、セットでの着用を想定し、ドレスの襟と美しく重なるノーカラーにデザインされた、比翼仕立てのダブルブレストジャケットを提案。



見た目の美しさは言わずもがな、体を美しくフレーミングしつつ、軽やかな着心地で、ユニフォームが要求する機能性も内包されている。ジャケットの首元を飾るスカーフには、長野県の県であるリンドウの刺繍が濃紺で施され、レセプション等、美術館にて想定される華やかなシーンを上品に彩ってくれるだろう。

【展覧会概要】
10 Mame Kurogouchi
会期:6月19日〜8月15日
会場:長野県立美術館 展示室3
住所:長野県長野市箱清水1-4-4 善光寺東隣
観覧料:一般500円、高校生以下無料
URL:www.npsam.com(施設サイト)


編集部
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