6月21日はフランソワーズ・サガンの誕生日です

2014.06.21

小説家で脚家のフランソワーズ・サガン(Francoise Sagan)は1935年6月21日生まれ。フランス・オンフルール出身。2004年9月24日逝去。

18歳で『悲しみよこんにちは』を発表し、小説家デビュー。本作が出版と同時に世界的なベストセラーになり名声を得る。96年までの間に『ある微笑』『さよならをもう一度』『別離』『ブラームスはお好き』『水の中の小さな太陽』などの作品を発表し、その多くが映画化された。

作品のテーマは男女間の愛と孤独であり、ブルジョワジーの人々の平穏な生活を描写したものが多い。また、哲学者で小説家のジャン=ポール・サルトルとの交流も深く、実存主義の影響も見られる。後期の作品『水彩画のような血』、『夏に抱かれて』では第2次世界大戦下のナチス政権、レジスタンス運動を題材としている。

2001年に公開された映画『ザ・ロイヤル・テネンバウムス』には、彼女をモデルにしたマルゴッド・テネンバウムという女性が登場した。「ポール&ジョーシスター(PAUL & JOE SISTER)」の14SSシーズンは、映画『悲しみよこんにちは』からインスピレーションを受けたコレクションだ。

私生活では、若くして富と名声を得たことからギャンブルやアルコール、薬物に溺れ、破天荒な人生を送った。常に好奇の視線にさらされ、ゴシップも多い。
HEW
  • フランソワーズ・サガン
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