舘鼻則孝が展覧会ディレクターを務めるオンライン展覧会「江戸東京リシンク展」が、3月1日より開催されます。本展覧会は、江戸東京の歴史ある伝統産業を新しい視点から磨き上げ、現代に発信していく「江戸東京きらりプロジェクト」の主催によるオンライン展覧会です。先日、初披露された、舘鼻則孝と伝統産業事業者によるコラボレーションにより制作された作品だけでなく、伝統産業事業者が保有する貴重な歴史的資料が展示。会場は、東京都指定有形文化財である和敬塾(旧細川侯爵邸)にて撮影が行われ、各部屋の様式やおもむきを活かした、舘鼻則孝の展示演出により、作品や歴史的資料の魅力が引き出されています。
伝統産業の歴史ある価値を現代に再定義するオンライン展覧会
普段、一般公開されていない東京都指定有形文化財である和敬塾(旧細川侯爵邸)の各部屋の様式を活かした展示演出となっており、館の中を巡りながら、展示された作品、歴史的資料を展覧会ディレクター舘鼻則孝の視点を通して鑑賞する体験型のコンテンツとも言えるでしょう。
今回、作品や歴史的資料を展示するだけでなく、出展いただいた伝統産業事業者の方々のインタビュー映像や歴史的背景などの紹介、舘鼻則孝の本展覧会やコラボレーション作品を制作した伝統産業に対する想いを込めた映像も公開いたします。
オンライン展覧会サイト
▼作品の選択画面:各部屋に展示される作品から選択できる
▼展示の様子:舘鼻がディレクションし撮影を実施、舘鼻目線で各作品を楽しめる
本展覧会に対して舘鼻則孝は以下のように語っています。
通常、展覧会とは会場に足を運ぶものとして認識されるが、そのようなオフラインとオンラインを比較するのではなく、本展では展覧会ディレクターを務める私の視点を鑑賞者と共有することで見えてくる「伝統産業の今までとこれから」に焦点を当てることが主旨となり、そのようなことが私の創作活動の概念「リシンク」の真意で、本展の最も重要なメッセージとも言える。オンラインで鑑賞するという体験によって、より一層そのような意識へ誘引されることになるだろう。
伝統産業とコラボレーションした新作について
舘鼻則孝は、「東京くみひも 龍工房」、「小町紅 伊勢半本店」、「刃物 うぶけや」の3つの伝統産業事業者をコラボレーターとして作品を制作いたしました。
東京くみひも 龍工房とのコラボレーションでは、組紐を活かし代表作であるヒールレスシューズを制作。本作のために舘鼻が普段から制作に用いているカラーパレットから選ばれた色に調色のうえ染められた2色の絹糸が組紐の表裏を彩っている。また、舘鼻が龍工房に訪問した際に見た結び見本から着想を得た結び目をアクセントとして活かしているのが特徴。
小町紅 伊勢半本店とのコラボレーションでは、紅の美しい玉虫色に染まったヒールレスシューズと舘鼻の代表的な絵画シリーズ『Descending Painting』から派生した『Descending Layer』シリーズの立体作品を制作。紅から発色する玉虫色は、その色を引き出すことが非常に難しいといわれている中、約1年間の研究から綺麗な玉虫色を皮革に染め付けることに成功した。刃物 うぶけやとのコラボレーションでは、アクリルのかたまりを削り出すことで形作られる『Void Sculpture』シリーズに花鋏を用いました。アクリル自体を削り落とした空洞の形状が可視化されることでモチーフが立体的に浮かび上がることが特徴。
コラボレーションした新作の一部写真
▼舘鼻則孝×龍工房
舘鼻則孝 Noritaka Tatehana
Heel-less Shoes
▼舘鼻則孝×伊勢半本店
舘鼻則孝 Noritaka Tatehana
Heel-less Shoes
▼舘鼻則孝×伊勢半本店
舘鼻則孝 Noritaka Tatehana
Descending Layer
▼舘鼻則孝×うぶけや
舘鼻則孝 Noritaka Tatehana
Void Sculpture
舘鼻則孝や伝統産業事業者のインタビュー記事を順次公開
今回、開催される「江戸東京リシンク展」と並行して、展覧会を主催する「江戸東京きらりプロジェクト」のホームページにて、実際の会場での展覧会の様子や舘鼻則孝の制作の背景を追ったインタビュー記事が公開されていく予定です。その他にも、今回の展覧会に出展した伝統産業事業者の展示演出の内容やインタビュー記事なども公開される予定です。
「江戸東京リシンク展」オンライン開催概要
【公開日時】 2021年3月1日(月)~
【サイトURL】https://edotokyorethink.metro.tokyo.lg.jp
【主催】 東京都
【出展事業者(社)】
東京くみひも 龍工房 江戸小紋 廣瀬染工場 江戸切子 華硝 刃物 うぶけや
紋章上繪 京源 小町紅 伊勢半本店 江戸木版画 高橋工房 暖簾 中むら
江戸東京きらりプロジェクトとは
江戸東京の伝統に根差した技術や産品などを、東京の「宝物」として光を当て、その中から意欲ある優れた取組をモデル事業として選定し、新しい視点から磨き上げてその価値を高めるとともに、さらに効果的なプロモーションで世界へと発信していく取組です。また、モデル事業の磨き上げと発信の取組を通して、東京ブランドの確立やものづくりの本場・東京の再興、伝統ある産業の魅力向上、技の継承を目指していきます。
https://edotokyokirari.jp/
■舘鼻則孝(たてはなのりたか) プロフィール
1985年東京生まれ。歌舞伎町で銭湯「歌舞伎湯」を営む家系に生まれ鎌倉で育つ。シュタイナー教育に基づく人形作家である母の影響で、幼少期から手でものをつくることを覚える。2010年に東京藝術大学美術学部工芸科染織専攻を卒業。遊女に関する文化研究とともに、友禅染を用いた着物や下駄の制作をする。「イメージメーカー展」(21_21 DESIGN SIGHT、2014)、「Future Beauty」(東京都現代美術館 ほか国際巡回、2012)、個展「呪力の美学」(岡本太郎記念館、2016)、個展「It’s always the others who die」(POLA Museum Annex、2019)、個展「NORITAKA TATEHANA: Refashioning Beauty」(ポートランド日本庭園、2019)等の他、ニューヨーク、パリ、 オランダなど世界各地で作品を発表。また2016年3月にパリのカルティエ現代美術財団で文楽公演を開催するなど、幅広い活動を展開している。作品はメトロポリタン美術館、ヴィクトリア&アルバート博物館などに収蔵されている。
■和敬塾 旧細川侯爵邸
会場となる和敬塾 旧細川侯爵邸は、昭和初期(1936年)に建てられた代表的な華族邸宅として、現在は東京都指定有形文化財として登録されています。本展では、各部屋の様式を生かした展示構成をご覧いただける貴重な機会となります。
https://www.wakei.org/honkan/
東京都発表資料:https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/02/01/03.html
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伝統産業の歴史ある価値を現代に再定義するオンライン展覧会
普段、一般公開されていない東京都指定有形文化財である和敬塾(旧細川侯爵邸)の各部屋の様式を活かした展示演出となっており、館の中を巡りながら、展示された作品、歴史的資料を展覧会ディレクター舘鼻則孝の視点を通して鑑賞する体験型のコンテンツとも言えるでしょう。
今回、作品や歴史的資料を展示するだけでなく、出展いただいた伝統産業事業者の方々のインタビュー映像や歴史的背景などの紹介、舘鼻則孝の本展覧会やコラボレーション作品を制作した伝統産業に対する想いを込めた映像も公開いたします。
オンライン展覧会サイト
▼作品の選択画面:各部屋に展示される作品から選択できる
▼展示の様子:舘鼻がディレクションし撮影を実施、舘鼻目線で各作品を楽しめる
本展覧会に対して舘鼻則孝は以下のように語っています。
通常、展覧会とは会場に足を運ぶものとして認識されるが、そのようなオフラインとオンラインを比較するのではなく、本展では展覧会ディレクターを務める私の視点を鑑賞者と共有することで見えてくる「伝統産業の今までとこれから」に焦点を当てることが主旨となり、そのようなことが私の創作活動の概念「リシンク」の真意で、本展の最も重要なメッセージとも言える。オンラインで鑑賞するという体験によって、より一層そのような意識へ誘引されることになるだろう。
伝統産業とコラボレーションした新作について
舘鼻則孝は、「東京くみひも 龍工房」、「小町紅 伊勢半本店」、「刃物 うぶけや」の3つの伝統産業事業者をコラボレーターとして作品を制作いたしました。
東京くみひも 龍工房とのコラボレーションでは、組紐を活かし代表作であるヒールレスシューズを制作。本作のために舘鼻が普段から制作に用いているカラーパレットから選ばれた色に調色のうえ染められた2色の絹糸が組紐の表裏を彩っている。また、舘鼻が龍工房に訪問した際に見た結び見本から着想を得た結び目をアクセントとして活かしているのが特徴。
小町紅 伊勢半本店とのコラボレーションでは、紅の美しい玉虫色に染まったヒールレスシューズと舘鼻の代表的な絵画シリーズ『Descending Painting』から派生した『Descending Layer』シリーズの立体作品を制作。紅から発色する玉虫色は、その色を引き出すことが非常に難しいといわれている中、約1年間の研究から綺麗な玉虫色を皮革に染め付けることに成功した。刃物 うぶけやとのコラボレーションでは、アクリルのかたまりを削り出すことで形作られる『Void Sculpture』シリーズに花鋏を用いました。アクリル自体を削り落とした空洞の形状が可視化されることでモチーフが立体的に浮かび上がることが特徴。
コラボレーションした新作の一部写真
▼舘鼻則孝×龍工房
舘鼻則孝 Noritaka Tatehana
Heel-less Shoes
▼舘鼻則孝×伊勢半本店
舘鼻則孝 Noritaka Tatehana
Heel-less Shoes
▼舘鼻則孝×伊勢半本店
舘鼻則孝 Noritaka Tatehana
Descending Layer
▼舘鼻則孝×うぶけや
舘鼻則孝 Noritaka Tatehana
Void Sculpture
舘鼻則孝や伝統産業事業者のインタビュー記事を順次公開
今回、開催される「江戸東京リシンク展」と並行して、展覧会を主催する「江戸東京きらりプロジェクト」のホームページにて、実際の会場での展覧会の様子や舘鼻則孝の制作の背景を追ったインタビュー記事が公開されていく予定です。その他にも、今回の展覧会に出展した伝統産業事業者の展示演出の内容やインタビュー記事なども公開される予定です。
「江戸東京リシンク展」オンライン開催概要
【公開日時】 2021年3月1日(月)~
【サイトURL】https://edotokyorethink.metro.tokyo.lg.jp
【主催】 東京都
【出展事業者(社)】
東京くみひも 龍工房 江戸小紋 廣瀬染工場 江戸切子 華硝 刃物 うぶけや
紋章上繪 京源 小町紅 伊勢半本店 江戸木版画 高橋工房 暖簾 中むら
江戸東京きらりプロジェクトとは
江戸東京の伝統に根差した技術や産品などを、東京の「宝物」として光を当て、その中から意欲ある優れた取組をモデル事業として選定し、新しい視点から磨き上げてその価値を高めるとともに、さらに効果的なプロモーションで世界へと発信していく取組です。また、モデル事業の磨き上げと発信の取組を通して、東京ブランドの確立やものづくりの本場・東京の再興、伝統ある産業の魅力向上、技の継承を目指していきます。
https://edotokyokirari.jp/
■舘鼻則孝(たてはなのりたか) プロフィール
1985年東京生まれ。歌舞伎町で銭湯「歌舞伎湯」を営む家系に生まれ鎌倉で育つ。シュタイナー教育に基づく人形作家である母の影響で、幼少期から手でものをつくることを覚える。2010年に東京藝術大学美術学部工芸科染織専攻を卒業。遊女に関する文化研究とともに、友禅染を用いた着物や下駄の制作をする。「イメージメーカー展」(21_21 DESIGN SIGHT、2014)、「Future Beauty」(東京都現代美術館 ほか国際巡回、2012)、個展「呪力の美学」(岡本太郎記念館、2016)、個展「It’s always the others who die」(POLA Museum Annex、2019)、個展「NORITAKA TATEHANA: Refashioning Beauty」(ポートランド日本庭園、2019)等の他、ニューヨーク、パリ、 オランダなど世界各地で作品を発表。また2016年3月にパリのカルティエ現代美術財団で文楽公演を開催するなど、幅広い活動を展開している。作品はメトロポリタン美術館、ヴィクトリア&アルバート博物館などに収蔵されている。
■和敬塾 旧細川侯爵邸
会場となる和敬塾 旧細川侯爵邸は、昭和初期(1936年)に建てられた代表的な華族邸宅として、現在は東京都指定有形文化財として登録されています。本展では、各部屋の様式を生かした展示構成をご覧いただける貴重な機会となります。
https://www.wakei.org/honkan/
東京都発表資料:https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/02/01/03.html
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