ソーシャルアプリを運営する株式会社enishから、アプリと雑誌が連動した新しいソーシャルメディア「エディスト(EDIST.)」がローンチ。11日にはアプリのiOS版がApp Storeにて配信され、13日には株式会社主婦の友社よりリアルマガジン『EDIST.』(500円)が創刊、関東・関西の書店及び一部コンビニエンスストアにて販売が開始された。
EDIST.は、“あなたのセンスがメディアを作る”をコンセプトに、ユーザー自身がアプリのエディターとなってトレンド発信を行い、そのコンテンツを雑誌、ウェブへも連動させるユーザー参加型の新感覚クロスメディア。メインターゲットとなるのは、90年代に“女子高生ブーム”や“読者モデルブーム”などのムーブメントを創り、現在では“おとな女子”という新ジャンルを確立させた20代後半から30代の女性たち。編集長兼メディアプロデューサーは、主婦の友社の『ガールズマガジン』や、コンデナスト・ジャパンの『GQ JAPAN』『VOGUE girl』などで編集者としてキャリアを重ねてきた長谷川直子が務める。
アプリ「EDIST.」は、エディスト編集部が制作する編集ページと、ユーザーからの投稿ページで構成される。ユーザー投稿ページには、SNS上で発信力のあるインフルエンサーをオフィシャルユーザーとするほか、より鮮度の高いリアルな情報を発信するため、一般ユーザーによる投稿を可能とさせた。一般ユーザーは、雑誌風にデザインされたテンプレートに自身が撮影した写真や動画をコラージュしオリジナルのページを作成した後タイムラインでシェアすることができる。また、ECと連動した商品単体の画像をピックアップして、自由にスタイリングできる編集ページも作成可能。
『GISELe』の特別編集版として販売される雑誌『EDIST.』では、アプリで話題になった情報がエディスト編集部によって掘り下げて紹介される。一般ユーザーがアプリでシェアした記事の中で人気の高いページ、またはユーザー自身が雑誌でクローズアップされ、プロの編集により新コンテンツとして掲載されることもあるという。雑誌『EDIST.』のスーパーバイザーは主婦の友社のファッションディレクター影山和美、スタイリストは亀恭子が務める。
さらに、13日にはEDIST.が運営を行うファッションレンタルの新サービス「エディスト.クローゼット(EDIST.CLOSET)」も開始した。同サービスは、亀恭子をはじめとするスタイリストがスタイリングしたコーディネート4アイテムを1セットとして1ヶ月間レンタルすることが出来るというもの。1ヶ月のレンタル料はクリーニング料込みで7,700円、レンタル期間終了後に気に入った商品があれば会員価格で購入することもできる。
EDIST.のメディアプロデューサー・長谷川はメディアについて「雑誌に掲載されている様なコーディネートをしたいという声が多かったので、ソーシャルメディアを活かした形で立ち上げた。子供がいて忙しい方にも、気軽にオシャレを楽しんでほしい」とコメントしている。