来る11月13日、海外で人気の飲食店がまた新たに上陸する。明治神宮外苑エリアのいちょう並木が立ち並ぶ場所にオープンするのが、ニューヨーク発のハンバーグレストラン「シェイク シャック」(東京都港区北青山2-1-15)だ。
「シェイク シャック」は、2004年にニューヨークのマディソンスクエアパークに1号店をオープン。2014年度版Zagat NYCでの「最も人気のあるニューヨークのレストラン」、タイム誌の「歴史上、最も影響のある17のバーガー」など、数々の受賞暦を持つ人気店だ。現在はアメリカの12の州とコロンビア特別区、ロンドン、イスタンブール、ドバイ、モスクワなど海外にも進出し、今回初のアジアに進出を果たした。
ショップの位置づけとしては、ハンバーガーを提供するアメリカンダイニングだが、価格は代表的なメニューの「シャックバーガー」が680円と、同種のグルメバーガー店に比較すると手ごろに抑えられている。一方で、バーガーのパティにはホルモン剤を一切使用していない100%オールナチュラルのオーストラリア産のアンガスビーフを使用するなど、安心・安全な食材の調達にこだわりを持っている。シェイク シャックCEOのランディ・ガルッティ氏によると、店舗の壁には再利用したスノーフェンスと地元のヒノキの木、テーブルはボーリングレーンの廃材を使うなど、リサイクル素材を多用しながらシンプルに作っていること。そしてSNSでの口コミで人気が広まることで大きな宣伝費を使っていないことから、良質な素材でも手の届く価格帯で提供できているという。同社では企業ミッションとして「Stand For Something Good」を掲げ、「シェイク シャックに関係するすべてのモノをより良くしていく」という理念の元、食材の調達や店舗デザインだけでなく、地域との連携や売り上げの一部の寄付などの活動も行っている。
メインメニューは「シャックバーガー」のほか、ベーコンをアップルウッドでスモークし、チェリーペッパーとシャックソースを加えた「スモークシャック」(880円)、ベジタリアンに配慮し、2種類のチーズを包み込んで揚げた「シュルームバーガー」(930円)のバーガー3種と100%ビーフまたはポークのソーセージのホットドッグ「シャックカード ドッグ」(580円、ユーコンポテトのクリンクルカットフライ「フライ」(280円)、「チーズフライ」(400円)と、メニュー数がぐっと絞られている。
デザートには日本限定メニューが登場。毎日店舗で作られる濃厚なアイスクリーム「フローズンカスタード」をベースに、これを高速でミックスしたオリジナルアイス「コンクリート」にはバニラカスタードにゆず味噌キャラメル、抹茶マカロン、抹茶、きな粉をトッピングした「ウォーク イン ザ パーク」(480円)など4種類、同じく「フローズンカスタード」を使ったシェイクの「ブラックセサミ」が日本1号店こだわりのメニューとして提供される。
店舗では手ぬぐいやペンなどのオリジナルのグッズも並んでおり、日本1号店を記念した限定のトートバッグも販売。日本での今後の出店計画は未定となっている。