岡田織物、日本橋三越で期間限定販売。フェイクファーアイテム展開

2013.09.09

和歌山県・高野口産地の生地メーカー、岡田織物は9月11から24日まで、日本橋三越本店1階で自社オリジナル製品の期間限定販売を行う。これは昨年10から12月に大丸松坂屋の数店舗で開催して以来、1年ぶり2回目の百貨店での期間限定催しだ。

今回は岡田織物が製造を得意とするフェイクファー素材を使用し、ニットや布帛など異素材との組み合わせでチョーカー、カグール(フード付きマフラー)、ベスト、ストールなど6型17品番の製品を自主企画した。ニットとの切り替え製品は、神戸を拠点にニット製品の企画・デザインを行う企画会社インプルーヴとのコラボレーションとなる。

岡田織物の岡田次弘社長によると「今秋は百貨店での期間限定販売がこの他にも決まる可能性がある」という。岡田織物はフェイクファーに特化して生地製造を行っており、シャネルルイ・ヴィトンプラダなどの欧米ラグジュアリーブランドに毎シーズン、フェイクファーを納入している。また岡田織物が属している高野口産地は江戸時代から続く生地製造産地で、大正時代から有毛パイル生地を製造しており、その技法を応用したフェイクファーやボア、ベロア、モケット、シェニール織りなどの生地をファッション雑貨インテリア、産業資材分野に広く供給している。
ファッションライター南充浩
  • 岡田織物による三越日本橋本店限定カグール
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