三重県のアンテナショップ「三重テラス」が日本橋に9月28日にオープンする。尾鷲ひのきをふんだんに使ったファサードや什器、伊勢神宮をイメージした木の格子天井、伊勢型紙の照明、四日市萬古焼きや伊賀焼のタイルなど、三重県の伝統工芸を活かしたインテリアの「三重テラス」は、ショップ、レストラン、イベントスペースで展開されている。
ショップでは、伊勢神宮のお膝元であり観光名所としても名高い老舗・赤福の『赤福餅』、松阪牛や干物、『熊野古酒ビール』や『伊賀流忍者麦酒』の地ビールや三重の蔵元の50種類以上の地酒など三重グルメがそろっている。また伊勢詣での名物として400年もの歴史があり、最近では愛好家も増えている「伊勢うどん」のコーナーも展開している。
さらに、保温性があり耐火性の高い四日市の萬古焼きや、銀峰陶器の無水料理も楽しめるセラミック鍋「BLISSIO」など、実用性はもちろんだがデザイン製が高いアイテムが並ぶ。さらに同じく萬古焼きのブランド「4th market」は、かわいすぎずシンプルすぎないティーポットや、マグカップなどの器は、日々の暮らしを楽しく彩ってくれそうだ。
併設されたレストランのコンセプトは「御厨(みつくりや)」(伊勢神宮の神餞を調進する場所)。三重全域の“採れたて”の“旬の食材”をイタリアンスタイルで提案する。メニュー監修は、イタリアで2番目に三つ星を獲得したレストラン『アンティカ・オステリア・デル・ポンテ』などで修行を積んだ南青山の『イル・デジデリオ』のシェフ佐藤真一氏。イベントスペースでは、三重の文化や伝統などを学べるトークショーや展示会などが予定されている。