インターナショナルモード誌『ハーパーズバザー(Harper's BAZAAR)』の日本版が9月20日、ハースト婦人画報社より再創刊される。編集長は元『エル・ジャポン』編集長の森明子。創刊号の部数は8万2,000部。価格は780円。
コンテンツは日本独自ページとアメリカ本国及び各国の『ハーパーズバザー』より日本語に翻訳したページをミックスする。創刊号では、昨年グローバル・ファッション・ディレクターに就任したエディター、カリーヌ・ロワトフェルドが、デザイナーのカール・ラガーフェルドと撮り下ろしたファッションストーリーや、有名デザイナーの素顔に迫る「BAZAAR & Me」などが掲載される。メイン読者層は30から50代を想定。「Fabulous(ファビュラス、非常に素晴らしい)」をキーワードに知性と感性を磨く大人の女性を対象としている。
また、創刊を記念したイベントを開催。25日から9月30日まで、伊勢丹新宿店2・3階で特別ディスプレイを設える。同店が80周年であることから、同誌と共に振り返る企画展示も行う。27日18時から「Harper’s BAZAAR night in ISETAN」と題したスペシャルゲストのトークやライブペインティング、モデルウォークを開催予定。イベントのみならず、20日には伊勢丹のECサイト「I ONLINE」内に同誌プロデュースコーナー「Shop BAZAAR」が開設される。
10月11から13日には、六本木ヒルズのTOHOシネマズにてファッション映画の試写会を実施。各日それぞれ異なる映画を1回上映する。カリーヌ・ロワトフェルドのドキュメンタリー映画『マドモアゼル C.(Mademoiselle C.)」などが予定されている。
創刊号には特別付録として、本国創刊から現在までの表紙を集めたベストカバー集が付属。今後は1月より隔月刊で発行。奇数月20日に発売する。
ハーパーズバザーは1867年アメリカで創刊されたウィメンズファッション誌。現在29ヶ国で出版されている。日本では2000年にエイチビー・ジャパンからライセンスマガジンとして創刊されたが、2010年12月号で休刊していた。