6月15日は写真家リリアン・バスマンの誕生日です

2014.06.15

写真家のリリアン・バスマン(Lillian Bassman)は1917年6月15日生まれ。アメリカ合衆国ニューヨーク州出身。2012年2月13日逝去。

1935年にアシスタントぺインターとしてWPAの「フェデラル・アートプロジェクト」に参加。41年に『ハーパーズバザー(Harper's BAZAAR)』誌のアートディレクターであるアレクセイ・ブロドヴィッチのアシスタントとなり、45年には『ジュニアバザー』誌のアートディレクターに抜擢される。この頃から独学で写真の技術を習得。

48年にバザーから初めて受けた写真の仕事をきっかけに写真家としてのキャリアをスタートし、以後写真家として同誌が大成功を収めた時代最大の貢献者の1人となった。51年には同じく写真家で夫のポール・ヒンメル(Paul Himmel)と共にニューヨークにバスマン-ヒンメル・スタジオを開設。その後20年間、夫婦ともにファッション写真家として活躍した。

70年代にはファッション写真から離れ、より個人的な作品を追求。80年第後半からはデザイン学校で教育活動も行う。80年代末から90年代に掛けて彼女の功績が国際的に支持されるようになり、過去の作品も再評価される。それを受け96年にはファッション写真家として第一線に復帰。また、2004年にはファッション写真の分野で優れた業績を残したとして国際写真賞であるルーシー・アワードも受賞している。

今春にはシャネルネクサスホール、京都グラフィー 国際写真フェスティバルにて回顧展が開かれた。
HEW
  • リリアン・バスマン作品
  • 「Signature of Elegance リリアン バスマンの仕事」会場風景
ページトップへ