北欧スクールルックを見せたファクトタム【14SS東コレ】

2013.09.21

9月18日、「ファクトタムFACTOTUM)」が2014SSコレクション代々木第二体育館で発表した。デザイナーは有働幸司。テーマは、「ウーシ・アールト(UUSI AALTO)」。フィンランド語で新しい波という意味。

インスピレーション源は、北欧モダンデザインを代表するフィンランドの建築家アルヴァ・アールトの「常に新しい物を学び続ける」というデザイン哲学。有働はフィンランドをする中で、アルヴァが通った大学や建築を手掛けたキャンパスに魅了され、“学校”をキーワードにリサーチしたという。

コレクションは、60年代後半から70年代のスポーツテイストをデザインソースにメンズウィメンズスタイルを提案。アルヴァが赤レンガを多用した「赤の時代」を象徴する、レンガ色の縦ストライプが差し色となったロングコートパンツの組み合わせからスタートし、波柄のグラフィックアイテムが登場。次にグレーと白をミックスさせた数々のスタイルで、アルヴァが得意とするソフトな光を表現した。ラストは、着心地を追求し、軽く仕立てたというドレスライン。フィナーレには、モデル全員が白シャツとショーツやスカートの組み合わせにネクタイといったスクールルックで、ショーを締めくくった。全体を通して、スニーカー、ハイソックススウェット、バーシティジャケットなどといった「学校」を彷彿させるアイテムが登場した。

「今の時代は、新しい波が来ている。経済、政治や男と女の考え方が変わっていく中で、ジェンダーフリーを今回のショーで表現したいと思った」と有働。
MASAKO OGURA
  • ファクトタム14SSコレクション
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