エルメの妻バーバラ・リール、ヴィアバス代官山に限定出店

2013.09.20

代官山のヴィアバスストップミュージアムに13日、バッグブランド「バーバラ・リール(BARBARA RIHL)」のポップアップストアがオープンした。同日行われたパーティーに合わせデザイナーのバーバラ・リールが来日。彼女はウィーン出身、パリ在住。ジル・サンダーカール・ラガーフェルドファッションデザイナーとして、経験を積み、その後フリーランスに。夫は世界的に有名なパティシエピエール・エルメ。ユニークなイラストが描かれたバッグには、ファッショニスタの注目が集まる。

——アジア各国を回られての来日ですね。

今回、DFSと契約をしたばかりなんです。世界各国の空港にコーナーを設けることになるでしょう。私のコレクションは、「」がテーマ。旅の幸せ、楽しさを表現しているものなので、空港という場所にはぴったりなんです。

――もともとファッションデザイナーとしてのキャリアがありながらバッグを作ろうと思ったのは?

とにかく旅が大好きで、旅をしていると当に幸福を感じるのです。ですから、旅と関係のあるものを作りたい、それにはバッグだ、ということになったわけです。アクセサリーやバッグというのはファッションに比べてけっこう自由な世界で、可能性がたくさんあります。つまり発想に応じていろいろなものをいろいろな方法で作ることができるわけです。
デザイナーとしては、女の子の絵を描いたりするわけですが、その後、ショップの世界観を形作るために、什デザインや女の子をモチーフにしたショップディスプレイ用のボードを作ったりしています。

――コレクションの幅が広がりましたね。今シーズンのテーマは?

いくつかあるんですが、ワンちゃんを散歩させるように、ペットを抱っこするようにバッグを持つというのがテーマの一つです。バッグを持つのって、を抱っこするような感覚と似ているでしょう?そんな風に、バッグを自分のペットみたいに抱っこして旅行に連れて行くシーンをイメージしています。

――バッグを製作する上でのこだわりは?

作り方というよりも作る場所、つまりフランス国内で作るということにこだわっています。私には、パリでのファッションデザイナーとしての長年の経験があり、様々な技法を知っているつもりですが、やはりフランス国内で作る方がその技法を活かすことができます。もう一つ、パリやフランスで出合う食べ物からインスピレーションを受けることもありますし、カラーリングやディテールのデザインなどには、建築、コンテンポラリーアートから影響を受けているものもありますね。

――日本は何回目ですか?

ええと、20回目くらい!(笑)。日本が大好きなんです。非常に創造性の豊かな国だと思います。日本人は遊びが好きで、明るいし、クリエーティブなものが好きだから、私と相性が良いんです。特に日本の女性はクリエーティビティーに対して非常にオープンという印象を受けますね。

――これから世界中にどんどんショップが広がりますね。

シンガポール韓国などの主要なショップでコーナーを持つことになっていますし、日本でも、コーナーで展開していきたいと思います。
飯塚りえ
  • バーバラ・リールの夫ピエール・エルメによるケーキ
  • バーバラ・リール
  • ピエール・エルメのマカロンも用意された
  • バーバラ・リールのバッグディスプレイ
  • バッグが掛けられる什器もバーバラがデザイン
  • バーバラ・リールのバッグ
  • バーバラ・リールのバッグ
  • エッフェル塔を模したディスプレイ
  • バーバラ・リールのバッグ
  • バーバラ・リールのバッグ
  • バーバラ・リールのバッグ
  • バーバラ・リールのバッグ
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