クリエーティブラボ「パーティー(PARTY)」が、初の展覧会「そこにいない。」展を、ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)で9月28日まで開催している。入場無料。
本展では、「時間と場所の制約から自由になれる」というネットワーク化社会の本質をテーマに、結成から現在までの2年間に発表された活動や新プロジェクトを展示。3Dの映像空間の中で"その場にいる"感覚を得られるヘッドマウントディスプレイの「オキュラスリフト(Oculus Rift)」を利用したインスタレーションなど、視覚や聴覚などを用いてインタラクティブに体験できる内容となっている。
会期中、PARTYのメンバーとゲストによるトークショーも開催。Ustreamでのライブ配信も予定しており、詳細はgggの公式サイトで随時発表される。また、本展の開催を記念して、PARTYの作品を特集した「ggg Books 106 PARTY」も販売されている。
PARTYは、クリエーティブディレクターの伊藤直樹を中心に、清水幹太、中村洋基、川村真司の4人のクリエーターが2011年に結成。現在では東京とニューヨークにオフィスを構え、ビジュアルやプロダクト、イベント、空間など、デジタル技術を活用した様々なデザインを手掛けてきた。
主なプロジェクトは、無印良品の旅行用品カテゴリーブランド「ムジ・トゥー・ゴー(MUJI to GO)」の世界キャンペーン、どんなサイトでも3D迷路に変形させてしまうという最新Web技術を使用したゲーム「ワールド・ワイド・メイズ(World Wide Maze)」、トヨタのプリウスプラグインハイブリッドから電力を供給する"移動式"のスマートフォン充電ブースの開発など。