シンガーソングライターのピンク(P!NK)は1979年9月8日生まれ。アメリカ合衆国ペンシルバニア州フィラデルフィア出身。
父親の影響でロックを好み、歌手を目指すようになる。14歳の頃から作曲をしており、スタジオでデモテープの制作も行っていた。高校を中退してからはクラブに通うようになり、ザ・ルーツ(The Roots)のメンバーが所属していたラップグループでボーカルを始める。その後、彼女の才能を見出したレコード会社からデビューの話が出るが、なかなか上手くいかなかった。
2000年にようやく本格的にデビューが決まり、ベイビーフェイスを始めとする大物プロデューサーを迎えてアルバムを制作。デビューシングル「ゼア・ユー・ゴー(There You Go)」は全米7位を記録し、アルバム「キャント・テイク・ミー・ホーム(Can't Take Me Home)」はビルボードアルバムチャートに59週連続でチャートインする大ヒットとなった。翌年、映画『ムーラン・ルージュ』の主題歌「レディ・マーマレード」が全米シングルチャート5週連続1位を獲得し、グラミー賞も受賞した。
その後もヒット作を連発し、03年のシングル「トラブル」ではソロとして初のグラミー賞を受賞。また、08年のシングル「ソー・ホワット(So What)」では自身初の全米1位を獲得した。11年6月に夫ケアリー・ハートとの間に女の子が生まれ、活動を休止していたが、12年9月にアルバム「トゥルース・アバウト・ラヴ(The Truth About Love)」で復帰を果たした。
昨年からコスメブランド「カバーガール(COVERGIRL)」の広告塔を務めており、CMやイベントなどに出演している。