8月31日、オンワード樫山は、「ユナイテッドバンブー(united bamboo)」再上陸となる国内1号店を東京・銀座のマロニエゲートにオープンした。
同ブランドは12SSまでジュンが国内展開をしていたが、昨年オンワードホールディングスが米国ユナイテッドバンブー社から日本を含むアジア全域における商標権を取得。今シーズンより国内での販売はオンワード樫山が担当し、単独ショップ、卸売り事業、インターネット事業を本格的に開始した。
マロニエゲート店では、ユナイテッドバンブーに加え、オンワード樫山がライセンス契約を締結した同ブランドのグッズカテゴリーライン「ルバック(LE BAC)」も展開。ユナイテッドバンブーのコートとドレスに、新たに強化アイテムとして洋品とパンツを加え、ルバックの定番アイテムであるキャンバスバッグを中心に、バッグ類や革小物、ステーショナリー、多機能携帯電話グッズなどデイリーグッズを拡張し、雑貨構成比は50%となる。
ニューヨークの街並みを表現するショップ環境は、白やグレーなどの無彩色を基調とし、壁にレンガや木の什器を配置。オープン記念品として、オーガニックコスメブランド「スリー(THREE)」とのコラボレーションによるトラベルコスメキット(5,250円)や、「ポーター(PORTER)」とのダブルネームバッグ(3万4,650円)を用意。
オープン数日が経ったが、ユナイテッドバンブーのレザートートバッグ(2万5,200円)やポーターとのコラボバッグが売れており、売り上げの70%を雑貨が占めているという。「銀座界隈のOLなどを中心にファッション感度の高い方にご来店いただき、十分な手応えを感じている」とオンワード樫山広報担当者。
中心価格帯はアウター2万5,000円から10万円、ワンピース1万9,000から5万9,000円、スカート1万4,000から3万9,000円、パンツ1万4,000から4万9,000円、ニット&カットソー7,000から6万9,000円、ブラウス&シャツ1万から3万9,000円。バッグ関連は4,900から3万5,000円、多機能携帯電話グッズ2,000から1万5,000円、その他雑貨500から2万円。
デザイナーの青木美帆とベトナム出身のテュイ・ファム(Thuy Pham)により1998年に設立されたユナイテッドバンブーは、ニューヨーク発のクラシックモダンをコンセプトに、トラディショナルなアメリカンスタイルを取り入れたレディスとメンズウエアを用意。2004年から12年にはニューヨークコレクションにも参加。国内では03年から12年春夏までジュングループが展開していた。