三越伊勢丹は、今秋「HAND MADE BY/FOR ME(私による私のためのハンドメイド)」をテーマに、伊勢丹新宿店、日本橋三越本店、銀座三越の基幹3店舗で、「三越伊勢丹デザインウィーク2013(ISETAN MITSUKOSHI DESIGN WEEK 2013)」を開催する。10月23日から11月5日までの会期中、全30を超えるイベントが予定されている。
そのメインコンテンツが、マルニ木工による、プロダクトデザイナー深澤直人と「ミナペルホネン(mina perhonen)」のデザイナー皆川明の初コラボレーションプロジェクト「ふしとカケラ・マルニコレクション・ヒロシマ・ウィズ・ミナペルホネン(MARUNI COLLECTION HIROSHIMA with mina perhonen)」。伊勢丹新宿店1階ザ・ステージにて、10月23日から29日までイベントが開催され、オリジナル家具が限定販売される。
同プロジェクトでは、"ふし"(板の表面に現れる枝の断面)と"カケラ"(洋服を作る際に出る端切れ)といった、大量生産の製造過程ではじかれてきた部材や端材を使った商品を開発。不均一な自然素材が持つ表情や、商品の経年変化の中に楽しみや魅力を見出し、唯一無二の価値を持つ商品として提案する。
マルニ木工が展開する、深澤デザインのイス「HIROSHIMA」シリーズに”ふし”のある部材を使用した限定バージョンには、ミナペルホネンの生地”カケラ”のパッチワークやオリジナルファブリックを組み合わせたスペシャルチェアが登場。素材はオーク・ウォールナット・ビーチの3種で、それぞれの色合いや質感になじむ生地が選ばれている。その他、イスの座面と同素材のパッチワークによるバッグや端材をパッチワークして作ったイス、無垢天板を使ったテーブル「マルタ(MALTA)」、同じく無垢天板と口板部分に使ったチェストが登場する。
また、関連イベントとして、日本橋三越本店5階では「ONKO CHISHIN―温故知新―地中海シリーズ/MEDITERRANEAN by maruni」が、10月23日から11月5日まで開催される。1979年にマルニ木工が伊勢丹のために開発し、現在でも同社の定番家具として知られる「地中海シリーズ」の廃盤モデル2点がリメイクされ、展示、販売される。