哲学者の鷲田清一は1949年9月2日生まれ。京都府出身。
京都大学大学院文学研究科博士課程を単位取得退学。その後関西大学の講師、助教授を経て、1988年に教授に就任。92年に大阪大学大学院文学研究科の文学部長となり、2007年からは同大学の総長を務めた。2011年には大阪大学総長を退任し、名誉教授となった。現在は大谷大学文学部哲学科の教授。
現象学や身体論を専門としており、ファッションをメインに研究。87年にファッション雑誌「マリ・クレール」から連載の依頼が来たのがきっかけで、モードについて執筆を始めた。ファッションと哲学についての書籍を多数執筆しており、89年の『分散する理性』と『モードの迷宮』はサントリー学芸賞を受賞した。
ファッションデザイナーの三宅一生、山本耀司、コシノヒロコ、川久保玲らと親交が深く、著書内でも彼らのクリエーションについて語られている事が多い。