クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)の国内初のメンズオンリーブティックが11月25日に銀座5丁目にオープン。12月5日にデザイナーのクリスチャン・ルブタン本人が来日し、国内14店舗目となる同店を訪れた。
ショップデザインはルブタンの店舗デザインをグローバルに手掛けているニューヨークのデザインユニット212BOXが行い、通りに面して広く開いた1、2階のファサードにルブタンレッドとメタリックなマテリアルが映え、クリスマスに向けて、銀座の街にまた一つ華を添えた。
クリスチャン ルブタンのメンズアイテムはこれまで2010年に銀座7丁目にオープンした旗艦店と伊勢丹新宿店などで扱われており、売り上げの約35%を占めるまでに成長。シーズンを重ねるごとにファンも拡大していることから、今回、新たにメンズをスピンオフ。従来の店舗とはまた違ったストアデザインで提案が図られた。
船舶照明をイメージさせる2階のライトや、ソファ、椅子、光で印象を違えたメタリックな壁面など、ミニスパイクやゴールド、シルバーがシグニチャーとして人気の高いメンズの世界観をラグジュアリーに演出している。
階段の壁面にはルブタン自身がコレクションしてきたというメキシカンマスクを、古いもでは300年以上前のものが30体ディスプレイされ、近年ロンドンのデザインミュージアムやカナダのトロントでも回顧展が開催され、話題を集めた同ブランドのデザインフィロソフィーの一端を知ることを出来る。
また、同店のオープンを記念して、カモフラージュ柄のウォレットとクラッチ、斜めがけなどが出来る3ウェイバッグ、ジュラ紀の恐竜から発想を得たと棘シリーズのスニーカーとシティシューズが同店限定アイテムとして販売されている。
Text:野田達哉