普段からマーガレット・ハウエルの服を愛用していて、ショップへ立ち寄ることも多いという小林賢太郎さん。マーガレット・ハウエル神南店を訪れると、さっそくセーターやジャケットを試着し始め、買い物モードがスイッチオンに。そんな小林さんが、大切な人に贈りたいギフトとは？小林さんのユニークな思考と、人柄が垣間見えるギフト選びに注目です。



ーーマーガレット・ハウエルでのギフト選びはいかがでしたか？

小林さん：贈り物って、贈る相手のことを思い浮かべながら考えるのが楽しいですよね。プレゼントを選ぶ時は、“この人に合うな”という物に出会ったら、それが買い時だと思っています。だから、実際の誕生日の半年前に買っちゃうこともあります（笑）。もらった相手が、“こいつ俺のことよくわかっているなぁ”と思うようなドストライクのものを狙って、でも、もしかしたらもう持っているかもしれない…などと思いを巡らせながら探しました。



ーーマーガレット・ハウエルのイメージや好きなところを教えてください。

僕はロゴが大きく入っている服が苦手なのですが、マーガレット・ハウエルの服にはそういう極端な主張がない。でも、生地の質感や形など、見えないところに価値が感じられるから好きです。僕は作品に、流行り言葉や時事ネタを入れないようにしているのですが、それは、10年後も通用する物でありたいと思うから。マーガレット・ハウエルの服の良さも、そこに通じる点がありますよね。



■紳士的な佇まいのマジシャンの先輩に「レジメンタルストライプタイとティーポット」



プライベートでも親交のある年上のマジシャンの先輩に、久しぶりに会うので贈り物をしたいなぁと思い、選びました。この方は、佇まいや立ち振る舞いが英国紳士のような方なんで、英国の伝統的なレジメンタルストライプのタイなら、きっと気に入るだろうと思ったんです。相手への気遣いが装いにもにじみ出ているあの方には、フォーマルな場にふさわしいこの柄がしっくりくるな、と。僕にとって、“紳士”のお手本のような存在です。それと、英国といえば紅茶だろうということでブラウンベティのティーポットも選びました。

■北海道の山小屋に住む、背格好が似ている先輩に「コートと白いG-SHOCK」




兄貴と慕っている、演劇をつくったり映画を撮ったりしている先輩のために選びました。以前、彼が住む北海道の山小屋に真冬に招待されたことがあり、その時の寒さや雪景色を思い出しながら、雪が降っても、このコートを着たら温かそうだなぁと思って決めました。白いG-SHOCKは雪の色と似合いそうだし、僕と背格好が近いのでコートのサイズもぴったりでしょう。その方は、北海道という場所にこだわって活動を続けています。僕も“気持ちを込めて表現できる場所”で活動をし続けたいと思っています。

■おしゃべりが止まらない音楽家の先輩に「チェック柄のマフラーとシープスキンのグローブ」



よく飲みに連れて行ってくださる音楽家の大先輩にはマフラーと手袋のセットを。文筆家でもある方で、その方の選ぶ言葉にも興味があり、とても尊敬しています。後輩の僕に対してもすごく言葉を選んでくださるし、“誰が聞いても解る言葉なのに他のものより強い言葉”を知っている方なんです。それに、僕のことを怒ってもくれるので、このように厳しくしてくれる人は大切にしたいなぁと思っています。よくしゃべる方なので喉を冷やさないように、あとはギターを弾くので指先を冷やさないように、と選びました。


【プロフィール】小林賢太郎
1973年4月17日生まれ、神奈川県出身の多摩美術大学卒。コント、演劇、映像作品の脚本・演出家でありパフォーマー。主な活動は、コント集団『カジャラ』、ひとり舞台『Potsunen』、演劇プロジェクト『K.K.P.』、コントグループ『RAHMENS』など。

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TEL：03-5467-7864
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