エンダースキーマ(Hender Scheme)が17SS“Y”コレクションを発表した。
ジェンダーを超えて自由にデザインすることをコンセプトに、アイテムそのものだけでなく、その過程や経過をデザインすることで、モードとクラフトのバランスのとれたモノ作りを続けてきたエンダースキーマ。17SSコレクションでは、アッパーの革の仕上げや素材を変えて微妙な陰影や奥行きをもたせたサイドゴアブーツや、シューレースのホールをデザインとして多用したシューズ、レザーの刺しメッシュのスリッポン、ドレスシューズとスニーカーを融合させたシューズなどを展開する。
さらに、ブランド初のウエアとなるジャケット「not riders jacket」も登場。素材には、カウ、ディア、ホースの革を始めとした全7種類の素材が使用された。その他、レザーの香りをイメージしたディフューザーや、デザイナー自身の旅の経験から生まれたポケットが取り外せるバックパックなども展開される。
また、毎シーズン“モノができる過程”をデザインしたアイテムを1型ずつ展開し、今回で15型目となるオマージュラインのモデルには、あるスニーカーをオマージュしたヌメ革のシューズが登場。工業製品であるスニーカーをエンダースキーマの手工業で生産することで、“生まれる見え方の違い”をデザインしている。