8月12日から24日にかけて、伊勢丹新宿店で「イセタン アート&クリエーション フェスタ 2015」が開催される。昨年開催の第1回目に続き、2回目となる今回のテーマは「ART IS THE FUTURE.(アートはミライだ)」。時代や国境を超えた新しいビジョンを創造し、クリエーションの無限性を打ち出していこうというものだ。
これに伴い、リビングフロアでは「とんがりのススメ」という独自のテーマを定め、気鋭の若手作家が表現する“とんがったカッコよさ”溢れるアイテムを各種紹介。時代の先端を突き進む女性に、“カッコいい女子の暮らし方”を提案したいという考えだ。
会場となるのは、同店本館5階センターパーク/ザ・ステージ#5。ネックレスやポーチ、オブジェなどのアイテムを造形する作家8名に加え、店内装飾を担当するアーティスト1名が参加する。
8名のうち最も若手となるのは、陶芸の技法・素材を用いて鳥や小動物を作り続ける大福志織。トゲトゲとした見た目のセンセーショナルな作品にも定評があり、今年春には、増上寺で開催の「天祭 一〇八」に初参加してグランプリを獲得している注目度No.1作家だ。
さらに、現代人の感じているコミュニケーション不全を「デジタルネットワーク」をビジュアル化することによって描き出すTask Q(飯田桂子)も注目度が高い。人間一人ひとり違う存在だからこそ生まれる不安や悩みを、圧倒的な画力でSF的絵画に昇華させていることがポイントだ。
会期初日8月12日には、店内装飾担当のBAKIBAKI(山尾光平)によるライブペインティングも開催。マスキングテープを操り、その場で会場を彩っていくライブは必見。あれよあれよという間に和モダンな空間が生まれていくさまを、ぜひとも自身の目で確かめてほしい。
その他の参加アーティストは、古賀崇洋、前川多仁、赤部夏美、田村一、やまだあやこ、山田浩之。個性豊かなアーティストの集結を受け、伊勢丹の担当マネーシャーは「来場して作品に直に触れることで、好みのアーティスト、好きな作品を見つけていただきたい。また、高感度でとんがった暮らしを、少しでもいいなと思ってもらえれば幸いです」とコメント。リビングフロアでも、「FASHIONの伊勢丹」をアピールしたいと気合いを覗かせていた。