世界的写真家ヴォルフガング・ティルマンスが捉えた“新世界”【ShelfオススメBOOK】

2015.07.25

各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。日は洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京渋谷神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。

■『Neue Welt』ヴォルフガング・ティルマンス(Wolfgang Tillmans)

「ターナー賞」を受賞経験に持つ世界的な写真家、ヴォルフガング・ティルマンスがデジタルカメラを携えてロンドンからノッティンガムを経てタスマニアへ、そしてチリ、エチオピア、サウジアラビア、インド中国、パプアニューギニア、オーストラリア、アルゼンチンと各地をした中で捉えた人々や風景を収録した本書。

「我々は基本的に世界の表面に現れた部分から物事の真実を読み取るしかなく、それゆえ表面や表層に興味をかきたてられる」というヴォルフガング・ティルマンス。「新世界」と付けられたタイトルは、政治的、経済的な意味合いの他にデジタルカメラの発達により新しく切り開かれたヴィジュアル世界をも意味している。

7月25日から9月23日までは、大阪の国立国際美術館で西日本初の大規模個展「ヴォルフガング・ティルマンス Your Body is Yours」が開催される。

【書籍情報】
『Neue Welt』
著者:Wolfgang Tillmans
出版社:Taschen
言語:英語
ハードカバー/216ページ/300x230mm
発刊:2012年
価格:6,300円
Shelf
  • 『Neue Welt』ヴォルフガング・ティルマンス
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