ディオール(Dior)が7月、新作ファインジュエリーコレクション「ソワ ディオール(Soie Dior)」を発売した。
ジュエリーデザイナーのヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌがデザインを手掛けた同コレクション。「ソワ ディオール」の“ソワ”とは“シルクのリボン”を表しており、このリボンが折りたたんだり、丸めたり、ひねったり、広げたり、ねじったり、ひっくり返したりと、一つの動きからもう一つの動きに移行するまでの一瞬を無作為にとらえて表現したコレクションとなっている。
パヴェセッティングされたゴールドやネックレスの形状など、リボンの自由な動きを可能な限り立体的に表現した精密なクリエイションは、ジュエリーの中にシルクのしなやかさを映し出す。
ストーンの中にシルクのしなやかさを映し取るため、パリでも屈指のハイジュエリー職人たちが創意工夫を究め、ノウハウの限りを尽くしたという同コレクション。リボンの自由な動きを可能な限り再現するため、いたる箇所でゴールドが連節構造になっています。ダイヤモンドのネックレスでは、トラペーズ、エメラルド、オーバル、クッション、ブリリアントなど様々なカットを駆使したストーンセッティングの高低差がリズムを生み出し、シルクの艶やかなきらめきを立体的に表現するものとなっている。
ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌは、今回のコレクションについて「人は直観的にリボンをもてあそび、あっという間に現れては消える形を楽しみます。 私は、そうした自由な動きをそのまま表現したかったのです」とコメントを寄せている。