コム デ ギャルソン2013年は大友克洋で始動

2013.01.17

毎年特定アーティストをフィーチャーするコム デ ギャルソンのDM(ダイレクトメール)。先日、2013年第1号が発行された。今年の選定アーティストは漫画家の大友克洋。1号目の表紙は、代表作「アキラ(AKIRA)」の単行第1巻カバーに使用されているイラストが飾り、メインキャラの金田とケイが登場した。

このDMは、シーズンの立ち上がりやショップオープンイベント情報などを顧客へと届ける。年間約40通発行され、すべて集めると1冊の本になるというコンセプトだ。

デザイン川久保玲本人で、自身がアーティストをセレクトし、彼らの作品にコラージュ、カット、トリミングを施すなど、自由にエディットする。今回は大友の漫画やイラストをフルカラー・白黒合わせて様々に編集。冊子中央見開きページにはアキラの舞台、ネオ東京を背景に「The Spring-Summer 2013 collections have arrived 2013年春夏のコレクションがそろいます。どうぞおでかけください」とのテキストが並ぶ。

2008年よりスタートしたこのシリーズは、初回はアーティストのモンドンゴ(Mondongo)、09年は映像作家のブラザーズ・クエイ(Quey Brothers)、10年は現代美術家のアイ・ウェイウェイ(艾未未)、11年はグラフィックアーティスト集団アシューム ヴィヴィッド アストロ フォーカス(assume vivid astro focus)、12年はマグナムに所属した写真家ルネ・ブリ(René Burri)と続いた。6回目となる今年は、昨年大規模回顧展を開き話題となった大友克洋で、初の日本人アーティストとなる。

通常そのシーズンは、店内ディスプレイや年賀状に至るまで選定アーティストの作品で統一。過去、コラボレーションアイテムも登場しており、今年は大友とのエクスクルーシブ企画が期待される。
編集部
  • コム デ ギャルソン2013年DM1号目の表紙。大友克洋をフィーチャー
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