新進気鋭の映画監督とアーティストの掛け合わせによる音楽×映画で展開する、異色の映画祭「ムージック・ラボ 2015(MOOSIC LAB 2015)」が、今年も8月22日から9月11日までK’s cinema(東京・新宿)にて開催される。この開催に向け、同映画祭のポスタービジュアルと予告編が公開された。
12年にスタートした「ムージック・ラボ」は、新進気鋭の映画監督とアーティストの掛け合わせによる映画を制作し、それらをコンペ形式・対バン形式で上映するというイベント。これまでに、ミュージシャンの大森靖子、アイドルグループ「BiS(ビス)」、『こっぴどい猫』で国内外の映画祭で高い評価を得た“21世紀型ダメ恋愛”を描く映画監督・今泉力哉などが参加してきた。
4年目を迎える今年はコンペティション部門に、小根山悠里香(映画監督・女優)×「Maison Book Girl」(アイドルユニット)のコラボレーションによる映画『マイカット』や、サーモン鮭山(俳優)×「ベッド・イン」(地下アイドル)による映画『101回目のベッド・イン』、根本宗子(脚本・演出家)×「せのしすたぁ」(ご当地アイドル)による映画『ねもしすたぁ』、室谷心太郎(映像作家)×細身のシャイボーイ(横濱の唄歌い)による映画『劇場版 復讐のドミノマスク』などが出品される。
また、過去作品もアーカイブ上映される他、外部からの特別招待作品なども充実。35mmフィルムでの上映となる、ペ・ドゥナ主演で贈る山下敦弘監督の名作『リンダリンダリンダ』や、安藤サクラ主演の『百円の恋』(武正晴監督)、池松壮亮主演の『自分の事ばかりで情けなくなるよ』(松居大悟監督)などが上映される。
なお、今年の予告編を手掛けたのは、19歳の映像作家・スズキケンタ。イメージモデルは、昨年の「ムージック・ラボ」で女優賞を受賞した佐藤玲が起用された。