グッチのクリエーティブディレクター、フリーダ・ジャンニーニと、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」(ジョジョ)で知られる荒木飛呂彦がコラボレーションした。グッチのアイコンである「フローラ」パターンを用いた2013クルーズコレクションからインスピレーションを受けて、荒木が書き下ろした特別漫画が全世界のグッチ直営ショップのウインドーを彩る。日本では8日よりスタートした。
ジャンニーニは今回のプロジェクトについて、「これまでのコラボレーションの中で最も楽しいもの。荒木氏の漫画は、エネルギーとセンシュアリティ、そして引きつけてやまない魅力にあふれ、私がデザインしたクルーズコレクションに楽しくそして魅惑的に命を吹き込んでいます」とコメント。
対して荒木は、「兼ねてよりイタリアの文化や芸術が大好きで、イタリアの伝統とデザイン、ファッションを代表するブランド、グッチとコラボレーションできたことを光栄に思います。フリーダによる力強いカラーとグラフィックの美しいコレクションを見た瞬間からインスピレーションが広がり、キャラクターとストーリーへと自然に取り組めました。このプロジェクトは非常に刺激的なコラボレーションでした」と語っている。
荒木が書き下ろしたスペシャル漫画「徐倫、GUCCIで飛ぶ」は、母の形見としてグッチのコレクションを受け継いだ空条徐倫(くうじょうじょりーん)の物語。ビンテージに秘められた神秘に誘われて、徐倫は時空を超える旅へと飛び立つ。彼女はジョジョ第6部の主人公。第3部主人公、空条承太郎の娘で、6代目ジョジョである。「徐倫、GUCCIで飛ぶ」では、第5部主要キャラ、ブチャラティが登場し、本作では見られない夢の共演が実現している。
この物語は「シュプール(SPUR)2013年2月号」の別冊付録で読むことが可能。2月号の表紙はブチャラティのジッパーを使う能力にインスパイアされたデザインで、ジッパー型のシールが貼ってあり、はがすと大きな徐倫のイラストが見ることができる仕掛けとなっている。シールは何度も貼り直し可能で、無駄ァ!にはならない。シュプールにおいて、グッチと荒木がコラボするのは今回で2回目。初回は2011年10月号。第4部主要キャラ、岸部露伴がグッチをまとった別冊漫画が付録となった。また、今回と同様にグッチ新宿のウインドーを飾っている。
スペシャルウインドーは全世界70店舗を超えるグッチショップで1月から2月に掛けて披露される。日本国内では、1月8日よりグッチ新宿、グッチ銀座、グッチ青山、グッチ大阪、仙台藤崎グッチ ショップにてスタートし、ジェイアール京都伊勢丹グッチ ショップ、グッチ名古屋でも順次展開される。ウインドーデザインにあわせて、上記シュプール他、Facebookグッチオフィシャルページでのエクスクルーシブなマンガ掲載をはじめ、ショップ内やオンラインでビデオが放映されるなど、マルチメディアキャンペーンが展開される。