ナイキラボ(NikeLab)とアンダーカバー(UNDERCOVER)のコラボレーションによるランニングコレクション「ギャクソウ(GYAKUSOU)」の15フォールホリデーコレクションが29日より、オンラインストアNIKE.COM/NikeLabと一部店舗で販売が開始された。それに先立ち、28日夜、東京プリンスホテルのガーデンアイランドでスペシャルイベントが開催された。
ブランドスタートから5年目という節目を迎えたこともあり、会場には過去のアーカイブが展示され、当日は芝公園を中心にアンダーカバーとナイキの招待者、モデルなどによるナイトラン大会も開催。同ブランドのデザイナー、高橋盾も10kmを完走した後、レセプションパーティーに参加した。パーティーでは高橋、ナイキとも親交のある浅野忠信がヴォーカルを務めるバンドSODA!がゲストとして登場。ステージ上から「ギャクソーーー!」を連呼し、パンキッシュに11シーズン目のスタートを祝った。
「アスレジャー」の言葉とともにブーム化されつつあるファッションとアスリートウェアの共同開発ブランドの先駆けともいえる同ブランドは、ブランドデビュー時の2010年10月に国立霞ヶ丘競技場内で「逆走~夜の大運動会」を開催。以降、コレクションの発表はシーズン毎に行われてきたが、久々にリアルなイベントに東京のナイトピープルたちが集まった。
発表された新作は、レイヤリングがテーマになっており、それぞれのアイテムを組み合わせることで、天候、気候や環境に合わせて素材の機能性を生かすランニングウェアを提案。ナイキ DRI-FIT ニット技術を使用したニットスリーブのフーディや、800フィルの軽量ダウンベスト、発汗分布図であるスウェットマップを元に、身体の熱が最も高くなりやすい部分の通気を促すようレーザーで通気口が空けられ通気性を高めたシャツやジャカードニットなど、実験的なデザインが取り入れられているのが特徴。
ナイキの保有するリサーチデータを活用し、ランナーでもある高橋盾が率いるGIRA(Gyakusou International Running Association)がファッションアイテムとして形にした、アイデアに満ちた未来的で都会的なランニングウェアが発表された。
会場では翌日の一般発売に先駆けて、会場に展示された商品のQRコードでアクセスすると先行で予約できるサービスも行われた。
Text:野田達哉