資生堂が、同社のハイプレステージブランド「クレ・ド・ポー ボーテ(Cle de Peau Beaute)」におけるスキンケアの中心アイテムを刷新することを発表した。
クレ・ド・ポー ボーテは、1982年発売の「クレ・ド・ポー」を前身として、1996年に誕生した資生堂グループの最高級ブランド。最先端の皮膚科学の知見を応用しながら、誕生以来、7回にわたって美容理論を進化させている。
今回の刷新では、2011年に発表した「ブレインスキン理論」(=肌には知性があり、自らストレスカットをおこなうことができるとする理論)を進化させるべく、肌への触れ心地に徹底的にこだわり、使うたびときめくような高揚感をもたらすテクスチャーを実現した。
実現に至る過程で大きく変わった点は主に2つ。1つは、“知性を持った肌”がダメージを記憶しないよう、瞬時にストレスをカットさせるための成分を配合したことで、肌がストレスを受けた際の興奮状態を持続させずに済むようになったこと。そしてもう1つは、肌の真皮層におけるコラーゲン繊維の密度を高められる仕様になったことだ。
とりわけ注目すべき成分は、コアアイテムに配合されているイルミネイティングコンプレックスEX。最高峰の養蚕技術によってつくられた希少なプラチナムゴールドの繭から抽出された「プラチナムゴールデンシルク」や、日本産真珠に由来する成分を中心とする独自の複合成分で、保湿や整肌に高い効果を発揮するという。
今回、刷新の対象となったアイテムは、化粧水、乳液、クリームなどの全8品目15種類、価格帯は800円から6万円。発売開始は2016年2月21日で、発売地域は日本を含む世界12の国と地域。中国、台湾、韓国、マレーシア、タイ、シンガポール、ベトナム、インドネシアの他、アメリカやカナダ、ロシアでも展開されることとなる。
発売に先駆け、10月9日に東京都内で開催された発表会には、ブランドミューズのアマンダ・サイフリッドが登場。5年ぶりとなるリニューアルに興奮を隠せない様子で、「内側からの輝きを手に入れることは私にとってもとても大切なこと」とブランドコンセプトへの共感について表現した。