スペインの名門レザーライフスタイルブランド・ロトゥセ(LOTTUSSE)が、シューズのメイド・トゥ・オーダーサービスを実施する。メンズは10月28日から11月10日まで伊勢丹新宿店メンズ館地下1階の紳士靴市場にて、レディスは11月3日から10日まで伊勢丹新宿店本館2階の婦人靴売場にて行われる。
同サービスは、マヨルカ島で138年に渡り継承されてきたクラフトマンシップから生み出される伝統的なグッドイヤーウェルト製法によるシューズを、メイド・トゥ・オーダー出来るというもの。スタイルはウィングチップ、プレーントゥの2型(ともに9万5,000円から)となっており、カラー、ソールの種類もタブレットで選ぶことが出来る。また、ソールへの刻印も可能。11月7日、8日にはマヨルカ島から職人が来日し、デモンストレーションも行う予定だ。
ロトゥセは、7年に及ぶイギリスでのグッドイヤーウェルト製法の靴作り修行を終えてマヨルカ島に戻ったアントニオ・フルシャが、スペインで一番の靴作りを目指して腕の良い職人達を集め、1877年に創業したレザーライフスタイルブランド。アントニオ・フルシャは、インカの街に銅像を建てられている他、通りの名称にもなっており、“マヨルカ島の靴作りの父”としてその功績を讃えられている。2代目のロレンツォは直営小売店舗を出店した他、1929年にはバルセロナ万博で金賞を受賞。3代目のアントニオはインターナショナル事業を強化し、一族としてCAMPERやリゾートホテルチェイン・IBEROSTARも創業した。
現在は4代目が伝統のもの作りを継承しており、スペイン、ドイツ、米国、中国にてショップを展開中。その他、250ヶ所以上の専門店でも取り扱われている。また、ロトゥセは英国バッキンガムパレスの衛兵向けのグッドイヤー仕様のブーツも生産しており、マヨルカ島出身のテニスプレイヤーであるラファエル・ナダルや、ロジャー・フェデラーを始め、スペインのプロゴルファーであるミゲル・アンヘル・ヒメネス、マイケル・ダグラス、ロバート・デニーロ、ダスティン・ホフマンなどの著名人にも愛用されている。