フランス人アーティスト、ローラン・グラッソの展覧会「Soleil Noir(黒い太陽)」が東京・銀座の銀座メゾンエルメス フォーラムにて開催。会期は16年1月31日まで。
ローラン・グラッソは、フランスに在住する最も革新的なアーティストに与えられるマルセル・デュシャン賞を受賞した、近年大きな注目を集めるアーティスト。歴史的資料や科学文献でリサーチをし、神秘的な出来事や伝説、超常現象などを描き出している。過去には、15世紀から16世紀のフランドル絵画やルネサンス以前のイタリア絵画の様式と技法を用いて、当時ほとんど描かれなかった日食やオーロラ、隕石などの天体現象を描いた絵画作品を発表するなどした。
日本での初の本格的な個展となる同展では、中世ヨーロッパの僧侶像と日本の土偶を組み合わせた立体像など、いくつもの文献を参照しながら日本における超常的な出来事や江戸時代の伝説をモチーフにした作品の数々を展示。また、日本の建築的な要素を独自の解釈で取り入れた会場構成も作品の重要な一部となっている。
【イベント情報】
会場:Soleil Noir
住所:東京都中央区銀座5-4-1 8階
会期:11月11日~16年1月31日
時間:11:00~20:00(日曜は11:00~19:00、最終入場は閉館の30分前)
入場無料