2月13日より、「平成24年度[第16回]文化庁メディア芸術祭受賞作品展」が六本木の新国立美術館を中心に開催される。
アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門で、国内外3,503作品の応募から選ばれた約120点の受賞作を紹介し、メディア芸術の今を映し出す。国立新美術館では受賞作を中心に幅広いジャンルのメディア芸術作品を展示し、近隣のサテライト会場ではアニメーションや映像作品の特別プログラム上映会を開催。受賞作品などを閲覧できるマンガライブラリーも開設。また、パフォーマンス作品公演、受賞者によるプレゼンテーション、審査委員やゲストによるシンポジウムなど様々なイベントを予定している。
エンターテインメント部門では、真鍋大度やMIKIKO、中田ヤスタカらによる「パフューム グローバルサイトプロジェクト(Perfume “Global Site Project”)」が大賞を受賞。Perfumeの世界デビューを記念したプロジェクトで、オフィシャルサイト上でオリジナル楽曲と振り付けのモーションキャプチャーをフリーで配布。また、ソーシャルコーディングサービス「github」上に用意したデータ使用のための拡張機能やサンプルコードでプログラマーによる二次創作を促し、世界各国から500以上のプロジェクトが生まれている。
アニメーション部門大賞は、大友克洋の「火要鎮(ひのようじん)」。江戸の大火を題材に作られたフィクションで、作画のアニメーション表現と3DCGによる表現を融合させ、斬新な映像表現を実現した。
アート部門の大賞は、9人の声楽家が自動制御の台座の上で合唱するミュージックパフォーマンス作品「ペンデュラムクワィア(Pendulum Choir)」。 ミシェル・デコステール(Michel DÉCOSTERD)とアンドレ・デコステール(André DÉCOSTERD)のアートユニット、コッド・アクト(Cod.Act)による電子音響と声楽、テクノロジーと身体が融合したパフォーマンスだ。待望のアジア初公演です。
マンガ部門はブノワ・ペータース&フランソワ・スクイテン作「闇の国々」が大賞を受賞。パラレル世界の謎の都市群闇の国々で繰り広げられる摩訶不思議な事件の数々を描く、フランス・ベルギーコミックの人気シリーズだ。
エンターテインメント、アニメーション、アート部門大賞作品は会場での公演・上演が予定されている。
【イベント情報】
平成24年度[第16回]文化庁メディア芸術祭受賞作品展
メイン会場:国立新美術館(その他、東京ミッドタウン、シネマート六本木、スーパー・デラックスでも開催)
住所:東京都港区六本木7-22-2
会期:2013年2月13日から24日
時間:10:00から18:00(金曜日は20:00まで/入場は閉館30分前まで)
休館日:2月19日
料金:無料