イヴ・サンローラン(Yves Saint-Laurent)の激動の10年間を描いた映画『SAINT LAURENT』が、邦題を『サンローラン』として12月4日より日本公開される。
20世紀のファッション界を席巻し、“モードの帝王”と呼ばれたサンローラン。同作では、“モンドリアン・ルック”や“スモーキング”で世界的に大ブレイクした直後である67年からの激動の10年間が描かれる。
徹底的に美を追求しながらも、サンローランの心が満たされることはなかった。華麗な成功の裏に隠された、命を削るほどの創造の苦しみとスランプ。公には一切語られることのなかった彼の真実の姿が描き出される。
天才デザイナーの喝采と孤独をフェロモンたっぷりに熱演したのは、人気実力派俳優のギャスパー・ウリエル(Gaspard Ulliel)。その他、『アデル、ブルーは熱い色』でカンヌ国際映画祭で一躍注目を集め、『007 スペクター』でボンドガールにも抜擢された女優レア・セドゥ(Lea Seydoux)、名匠ルキノ・ヴィスコンティ (Luchino Visconti)に愛されたヘルムート・バーガー(Helmut Berger)など、“近年最高のキャスティング”と話題になるほどの豪華キャストが名を連ねている。
14年のカンヌ国際映画祭のコンペ部門に出品された他、セザール賞では最多となる10部門でノミネート。同年のアカデミー賞にもフランス代表として選出されるなど各所で絶賛を浴び、本国フランスでは大ヒットを記録している。
映画『サンローラン』は、12月4日よりTOHOシネマズシャンテ他全国にて順次公開。