2012年11月、ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)とその夫アンドレアス・クロンターラー(Andreas Kronthaler)は、絶滅寸前の森林保護を支援する環境保護団体「クールアース(Cool Earth)」と共に、アマゾン熱帯雨林地域を訪れた。
ヴィヴィアンが「クールアース」に100万ポンドを寄付したことから、この旅はスタート。ペルーの首都リマから小型飛行機やボートを乗り継いだ原生林で暮らすアシャンニカ族の村で、夫妻は1週間を過ごした。2人はテントに宿泊し、川で洗濯したり地元の産物を食べたり、ときにはシャーマンヒーリングを受けたりと、現地に溶け込んだ生活を送った。その中でもヴィヴィアンは自分らしさを忘れることなく、移動中に自らデザインした服を着用。
「クールアース」は、チョコレート製造のためのカカオ栽培、地元の産物を使用した髪飾りやジュエリー製作など、このコミュニティーが木々を伐採しなくても継続的利益を得られるように支援。ヴィヴィアンは、熱帯雨林で栽培した綿と森で拾われた種を並べて作った髪飾りをプレゼントされた。
また、彼女はペルーの環境副大臣を訪問し、熱帯雨林地域保護の更なる支援協力を要請。副大臣は「是非、熱帯雨林の大使に就任してください」と答えた。「クールアース」最大の資金調達者であるヴィヴィアンは、自らがケイト・モス(Kate Moss)やストーム・モデリング・エージェンシー(Storm Modeling Agancy)へなどに寄付を募り、森林保護に貢献している。