ミュージシャンのデイヴィッド・シルヴィアン(David Sylvian)の写真展を始めとしたアートプロジェクト「abandon/hope」が東京・青山のスパイラルガーデンと瀬戸内国際芸術祭2013の2ヶ所で開催。同名の写真集も同時に発売される。
スパイラルガーデンでは7月22日から29日までデイヴィッドの作品約70点を展示(入場無料)。本格的な写真展としては自身初となる。7月22日にはデイヴィッド本人が来日し、19時よりオープニングイベントを開催。こちらはレストランCAY(スパイラルB1、料金4,000円)でおこなわれる。
瀬戸内国際芸術祭2013(瀬戸内トリエンナーレ)では、岡山・宇野港エリアで「街中写真プロジェクト」の一環として7月20日から写真を展示。また、デイヴィッドが監修し、サウンドアーティストのテイラー・デュプリー(Taylor Deupree)作曲によるサウンド・インスタレーションも開催される。
デヴィット・シルヴィアンは1958年、英国出身。ロックバンド「ジャパン(JAPAN)」でデビュー後、80年代よりソロ活動を開始。90年代初頭より、アート・インスタレーションをスタートし、主な活動に「Ember Glance(記憶のパフォーマンス)」(91)、「Redemption -- Approaching Silence 贖罪ーしのびよる静謐」(94)などがある。2006年には「ユリウス(JULIUS)」とコラボシャツを発表。12年、インスタントフィルム作品による個展「growing enigmas」を東京で開催している。