サーフィンと海をこよなく愛するクリエイターたちがサーフショップを創造するという実験的プロジェクト「ザ・サーフ・ショップ(THE SURF SHOP)」が、大阪・中之島デザインミュージアムde sign de>で開催されている。7月26日まで。
同ショップは、サーフボード制作者の櫛本喜彦やプロデューサーの上平諭、サーフィンにインスパイアされた作品を制作するアーティストの豊田弘治らを中心に発案され、2009年より東京やサンフランシスコで開催されてきたが、大阪での開催は今回が初めて。ロゴデザインは、「明治おいしい牛乳」のパッケージやイッセイミヤケのコンセプトショップ「エルトブテップ・イッセイミヤケ(ELTTOB TEP ISSEY MIYAKE)」の内装デザインを手掛けたグラフィックデザイナー、佐藤卓が手掛けている。
写真家、アーティスト、グラフィックデザイナー、家具デザイナー、ボードシェイパー、ウエットスーツメーカー、アパレルや広告業界で活躍するディレクター……と出展メンバーの職業や肩書きは様々。唯一の共通点は、全員がサーファーであること。
大阪・中之島のリバーサイドにある自然光あふれる空間に展示されているのは、写真やペインティングはもちろん、ボードやウエア、映像、オブジェ。制作者の海とサーフィンへの愛情が伝わってくるような作品ばかりで、ほとんどの展示品が購入可能(一部非売品あり)。水辺というロケーションの良さもあり、都会にいながら“海”を感じられる、夏らしいエキシビションとなっている。
【イベント情報】
会場:中之島デザインミュージアムde sign de>
住所:大阪市北区中之島5-3-56中之島バンクスEAST
会期:7月26日まで
開場時間:11:00から19:00
休館日:月曜日
入場料:無料
出展者:櫛本喜彦(サーフボード)、玉井太朗(スノーボード、戸倉康守(ウエットスーツ)、山口輝陽志(ボードショーツ)、豊田弘治(Tシャツ)、窪浩志(ファッション)、久保田潤(ペインティング)、奥山康輔(スケートボード)、荒西浩人(家具)、小林昭(写真)、石塚元太良(写真)、大倉孝敏(映像)、芝田満之(写真)、横山泰介(写真)、広川泰士(写真)、佐藤卓(オブジェクト)、白谷敏夫(マガジン)、向圭一郎(映像)、上平論(プロデュース)