京都市中京区に、ファッションを専門とするギャラリー、「ギャラリー(gallery)110」(京都市中京区西ノ京職司町67-15-1/8bldg.4A)が14日オープンする。
ファッション研究者の蘆田裕史、成実弘至、京都服飾文化研究財団キュレーターの石関亮などの運営メンバーが、それぞれの立場から作家・作品を選定し、多様な視点でファッションの歴史を作り上げることが目的。ビジネスから離れた作品発表も行い、ファッションの文化的側面を成熟させていく。レクチャーや勉強会などファッションを考えるための場としての機能も持たせ、展示会、受注会のレンタルスペースとしても活用。
オープン初日より初の展示として「トゥートゥー(TWO_TWO)」展を開催。京都造形芸術大学空間演出デザイン学科ファッションデザインコース4年生の2組が参加。虚偽のステータスが、ファッションの根源「飾る」という行為に繋がることを表現した『お父さんはパイロットではない』(高原颯時+束田成也)、日本の女の子達が消費してきた架空の街のファッションイメージをコンビニやファミレスのユニフォームに落とし込んだ『シティーメート(City Mate)』(小梶真吾+立川愛子)が展覧される。初日18時からオープニングパーティーを開催。
ギャラリーの場所は二条城の南、神泉苑の西側。長澤まさみ主演の映画『曲がれ!スプーン』(2009年公開)のモデルとなったレトロな喫茶店「チロル」がすぐ近くにある。
【イベント情報】
「TWO_TWO」展
会場:ギャラリー110
住所:京都市中京区西ノ京職司町67-15-1/8bldg.4A
会期:7月14日から26日
時間:12:00から20:00(最終日は17:00まで)