日本初の「ジーンズソムリエ」認定試験、デニム産地岡山で創設

2013.07.30

岡山県アパレル工業組合と倉敷ファッションセンターが、日初のジーンズの資格認定制度「ジーンズソムリエ資格認定制度」を創設した。試験は毎年実施され、第1回は11月14日に東京大阪・岡山の3会場で開催。合格者には認定証と認定バッチが授与される。

ジーンズマーケットの活性化、ジーンズ文化の普及に貢献することを目指し、繊維業界や小売業界でジーンズに携わるプロフェッショナルな人材の育成を目的としている。

試験内容は、「ジーンズの素材(綿から紡績・染色・織布までの製造過程)」「ジーンズの縫製と製品(裁断から縫製までの製造過程)」「ジーンスの洗い加工(洗い加工から完成品までの過程)」「ジーンズの流通と小売り」のカテゴリーに分かれ、ジーンズの製造から販売までの知識が問われる。更に、ジーンズについての小論文試験も課せられる予定。

受験料は、7,900円(テキスト代3,150円込み)。申し込み時に配布される公式テキストから出題され、100点満点中、得点80点以上で合格となる。また、2014年1月23日に岡山県で認定証授与式を開催。同日、合格者にはジーンズ製造工場の見学も用意されている。

ジーンズソムリエプロジェクト事務局の花房氏は「ジーンズは専門店だけでなくセレクトショップなどでも扱われている。日常的に使うアイテムだからこそ、ジーンズの正しい知識を身につけたエキスパートの育成が重要。合格者には、普段見ることができないジーンズ製造の現場を見てもらうことで、より知識を深めてもらいたい」と語っている。

第1回ジーンズソムリエ資格認定試験の申し込み期間は、9月2日から10月15日まで。各会場の定員に達し次第の受け付け終了となる。
編集部
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