「ケンゾー(KENZO)」は、新フレグランス「フラワーエアオーデパルファム」(30ml/6,825円、50ml/9,450円)を8月23日に発売する。
世界的ロングセラーの「フラワーバイケンゾー」と同じく、モチーフは赤いポピー。香りを持たない花であるポピーに、凛として力強さを秘めた女性像を重ね合わせ、架空のポピーの香りを企図。
調香師は、「フラワーバイケンゾー」も手掛けたアルベルト・モーリヤス(Alberto Morillas)。ラズベリーとピンクペッパーのトップノートでフルーティーに始まり、ミドルノートは、4種の赤いバラを調合したオリジナルの香り"ダズリングローズ"、マグノリア、ガーデニアのフローラルノート。ラストノートはホワイトムスク。ボトルは透明の円柱型で、キャップにポピーの花を閉じ込めた。
発売に先駆けて、ケンゾーパルファムは先月20日に青山スパイラルガーデンでお披露目イベントを開催。1万本のシルク製ポピーが会場を飾り、来場者にも配られた。ケンゾーパルファムのクリエーティブディレクターを務めるパトリック・グエージ(Patrick Guedj)は、今までにもポピーの花によるサプライズ企画を実施。フラワーバイケンゾー発売翌年の2001年より、ミラノ、ウィーン、ロンドン、ブエノスアイレスなど世界の街の一角を予告なく真っ赤なポピーで埋め尽くした。2009年には、渋谷に5万本のポピーが登場している。