京都の粋人たちが選ぶ、小粋な手土産のシリーズ連載。第8回目は創業200年を越す西陣の帯屋若主人がオススメする、300年を超す宇治茶の老舗のお茶とお菓子の詰め合わせ。
京都・西陣の「服部織物」の常務取締役・服部一正さんは着物のデザインやプロデュースも数多く手がけ、小山薫堂氏が会長を務める「男子着物を羽織る会」の顧問も務めている。何世代に渡るご贔屓さんも多く、おもたせには「丸久小山園」の詰め合わせを贈ることが多いとか。
「お茶を飲み慣れていらっしゃる年配の方には玉露や抹茶を贈りますが、若い世代の方にはティーバッグや抹茶菓子のセットを選びます」と服部さん。
丸久小山園は元禄年間創業、300年以上に渡り、京都・宇治で高品質な茶葉を製造する茶舗。伝統的な製法で作られる茶葉のみならず、冷水のみで作れる炭酸入りグリーンティーや水出し煎茶など、手軽にお茶を楽しめる商品もそろい、茶房を備えた西洞院店では、抹茶ロールケーキや抹茶アイスクリームなど、抹茶を使ったスイーツにも力を入れている。
おもたせに人気は抹茶クリームをサクサクのロール状生地に詰めた抹茶クリームロールやホワイトクリームを抹茶入りクッキーでサンドした抹茶サクレット。茶舗が手がけるだけあって、抹茶の香りや甘み、そしてほろ苦さまでしっかり味わえる。
夏限定の詰め合わせ 3,465円。水に入れるだけで簡単においしい煎茶が淹れられる水出し煎茶ポットバッグ8個入、特撰グリーンティー270g缶、抹茶クリームロール10個入、抹茶サクレット10本入。
丸久小山園・西洞院店は京都市中京区西洞院通御池下ル西側。営業時間は9時30分から18時までで、茶房は10時30分〜17時オーダーストップ。水曜休み(祝日の場合は営業)。