第6回目となるレディースファッション合同展「アクセント」が23日から大阪市・南堀江のOSAKA前衛的ビルヂングの2・3階で始まった。これはマネージメントを手掛けるアクセント(大阪市西区)が主催しており、25日までの3日間の開催となる。
今回の出展はアトリエブルージュ(福岡)、アドニシス(大阪)、ドリーム(大阪)、ビクトリーブ(福岡)、プライムミッション(神戸)、リューズ(大阪)、ヘレンチア(福岡)、フレイアクリエイション(大阪)、レバンタル(神戸)、ロテア(香港)、遊心クリエイション(大阪)、インポートの三全興産(東京)とイタリアブランド「デニーローズ」(三欧通商)の14社が出展した。
主催アクセントの榎原大輔社長は、「前回の第5回からこのビルで開催しているが、今回の14社で場所の広さは限界。更に出展社を増やすためには別の場所を探す必要がある」という。その上で「場所の手配が出来次第、さらに出展社を増やし30から40社規模にしたい」(榎原社長)考えだ。
しかし、あまり大規模に拡大しすぎても「商談ではなく、リサーチ目的の来場者だけが増える懸念がある」ことからそこは慎重に規模を見極めたいとする。「受注が決まる展示会」にこだわり、「飽きない商い、飽きさせない商い」をテーマに掲げる。
バッグのファブレスメーカーであるプライムミッションは今秋冬から本革ムートンのバッグシリーズを打ち出す。価格は1万6,000から2万8,000円で、特に評判が良いのが1枚仕立てのリバーシブルトートバッグ。毛足の長い面と、毛の無い面の両面で使うことができ、赤×グリーンは既に完売という。この他、レザージャケットが同社では好調に動く。同社の生田哲也社長は「レザージャケットブームがかつてあったが、下火になり2年ほど前に多くのブランドがレザージャケットから撤退した。当社が好調なのは、レザージャケットを供給するブランドが減ったことによるものだろう」と分析する。
フリル使いやドレープ感などのフェミニンなテイストで定評のあるレディースブランド「アドニシス」は今秋冬からオケージョン対応のパーティーラインを開始する。ドレスという商品は低価格か高価格に二分される傾向が強く、ブランドのファンから「中間価格帯の商品が欲しい」という要望があったため今秋冬からの開始を決めた。価格は2万8,000から4万7,000円で、アドニシスが得意とする黒、ベージュ、ライトグレーなどの落ち着いた色合いとなっている。
フレイアクリエイションの展開するウィメンズブランド「リリーリン」は今冬物でニットを重点的に打ち出す。数シーズン前から上質感のあるアイテムを訴求しており、毎シーズン国産比率を高めてきた。今冬物の国産比率は50%となる。一方、海外生産品では付加価値素材の使用を重視し、アンゴラ、アルパカ、カシミア、ラクーンなどの獣毛やイタリア糸などを使用する。