先シーズンから「ケンゾー」や「カルヴェン」「メゾンキツネ」などのロゴトレーナーがヒットしているが、その人気は継続しそう。今秋冬は更に進化して、クラフト感あふれる凝ったデザインが登場した。刺繍やラバー加工、パッチワークなどが施され、バリエーション豊かなスウェットアイテムが提案されている。
このスウェット人気に火をつけた1人、リカルド・ティッシが手掛ける「ジバンシィ」は、聖母(マドンナ)モチーフをプリントしたものや、ベロア生地にグラフィックをプリントしたもの、身頃にスパンコールやクリスタルを刺繍したオーガンジー素材を使用し、ネックと袖口にリブを配したスウェットアイテムを進化させたともいえるディテールなど、ストリートとクチュールを融合させたモードなスウェットが登場した。
「ドリス・ヴァン・ノッテン」は、ボーイフレンドのワードローブから借りてきたようなジップアップのスウェットにゴールド刺繍を施して、シックでラグジュアリーに仕上げている。
「ケンゾー」の新しいアイコンは“瞳”。アジアの古代神話の守護神を表すこのシンボルを、パッチワークや刺繍で大きく描いた。シルエットは肩幅をオーバーサイズにして今年らしい。