トレンドに敏感かつ鋭い審美眼をもつプレスの方々が選んだフードを紹介するシリーズ。今回は「パドラーズコーヒー」のコーヒー豆。
先日、日本語版が発売されたアメリカ発のライフスタイル誌『キンフォーク(Kinfolk)』。その創刊記念パーティーで、ゲストへの手土産として用意されたのが、キンフォーク誕生の地でもある、アメリカ・ポートランドのコーヒー焙煎店「スタンプタウン・コーヒー・ローターズ」のコーヒー豆だ。
シアトルと並びコーヒーの街と知られているポートランド。中でも地元の人に愛され続けてきたのがスタンプタウン・コーヒーだ。1999年の創業以来、上質な豆を厳選して使用するだけでなく、豆の品種や産地、味の特徴などを明示して販売。豆の違いを楽しむというコーヒースタイルを他店に先駆けて提案し、現代のコーヒー文化を作り上げてきたと言われている。今ではシアトルやマンハッタンなどにも進出し、“一番おいしいコーヒー”に、その名を挙げる通も少なくない。
そんな名店のコーヒー豆を日本で唯一購入できるのが、東京・参宮橋にあるコーヒースタンド「パドラーズコーヒー」。ポートランドから直送した豆を常時数種類取りそろえ、焙煎後10日以内の新鮮な豆のみを販売するというこだわりを貫く。住所は東京都渋谷区代々木4-5-13 レインボービル3・1階、イタリアンレストランの「ライフサン(LIFE SON)」、自家製酵母パンと焼き菓子店「タルイベーカリー」に併設されている。
日本版キンフォークの圓角航太(えんがく・こうた)編集長は、「ポートランドの味を紹介したかったのと、ポートランドのコーヒーを1人で日本に持ち込んだパドラーズコーヒーの松島大介さんへのリスペクトを込めて、パーティーのギフトに採用した」と語る。