ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)はオートクチュールライン「ゴルチエパリ(GAULTIER PARIS)」の13-14AWコレクションを発表した。
映画『ピンクパンサー』のテーマが前奏に流れショーはスタート。現れたのはレオパード柄のライダースとタイツのルック。手にするクラッチバッグも同様だ。その後も同柄をカフスやハットに散りばめたもの、スパンコールで表現したドレスなどが披露された。前奏曲さながらにピンクにサテン地に斑点を刺繍したトップスも登場。
中盤に差し掛かると、赤や青、黄、緑などヴィヴィッドな色使いに。ディテールはストライプや曲線などの“ライン”をモチーフとしたデザインが多く登場。プリントにもサークルモチーフなどが取り入れられている。
シルエットはジャストウエストでボトムへ向かってテーパードしていくラインを提案。ゴルチエのシグニチャー、コルセットでウエストはマークされる。更にラインを強調するかのように、ウエストから裾まで伸びるアンブレラケースのようなポケットが付けられた。また、エアリーなAラインのロングドレスも登場し、キャットウォークではモデルが透け感のある布を重ねボリュームを出した裾を翻し、軽やかさをアピールした。
ラストはローブドマリエ。今回は純白のスーツの脇にオーガンジーをダイナミックに縫い込んだスーツドレスが登場。パンツのポケットから白薔薇の花弁を撒き、華々しく幕を閉じた。