三越伊勢丹ホールディングスは、7月17日から百貨店で最も遅い夏のセールを開始した。同社がセール時期を遅らせるのは昨年夏から続き3度目。
伊勢丹新宿店、銀座三越の売り上げは前年(7月13日)を上回った。三越日本橋本店は前年並みだが、クリアランス対象売り場は好調だという。「セール後ろ倒しの認知度も高まってきており、初日を待ちかねたお客様が多く見受けられた。各店とも婦人雑貨・婦人・紳士のアイテムが好調に推移している。特にバッグ、シューズ、ストールなどの婦人雑貨が好調」と同社広報。
3月にグランドオープンして初のセールとなる伊勢丹新宿店は、開店を前に本館各入り口、メンズ館入り口に長蛇の列ができ15分前倒しでオープンした。「リモデル後新しいお客様が増えていると現場から聞く」(同)。本館では2から4階の婦人服売り場、6階の催事売り場、メンズ館では2階クリエーターズフロアが特に込み合った。
年明け、来夏のセール時期は未定としている。